鉄コレ京阪80を動力化する

鉄コレの京阪80のはなしの続きです。
今回の鉄コレは動力化はもちろんN車両化も難しそうという現実にくじけそうになっていました。
そんな折、ネットで検索していると「とて簡」シリーズでおなじみのアルナインが80の動力化キットを出している事を知りました。
このメーカーの品は昨年にAKIAのZゲージ485系の動力をばらして組み直す動力化キットで下津井のモハ3を自走可能にした事があったので要領も見当つきます。


説明によれば「Nの動力の調整ができるか、とて簡キットが組める人なら楽にできます」「ハンダ付けなし、動力キットの加工はドリル開孔2か所のみ」との事。
まさに渡りに船のキットでした。
メーカーで組み上げた動力ユニットもあるとの事でしたが、上述の様に工作自体は簡単との事でしたのでキットを取り寄せて組んで見る事にしました。
「Nナローの下津井ができたからそれよりは簡単なはず」という根拠のない期待もあっての事です(爆)
動力は前回私が候補にしていた路面電車用の動力ユニットを使います。
前にも触れた事がありますがこのユニットは組み合わせる車体に合わせてホイールベースを可変できるものですがこれをさらに延長。
それに合わせて集電板を延長するというのが主な行程の様です。

工作途中の写真です。
モータやギア等の走行系には手を加えない加工なので宣伝文句通り下津井の動力よりはるかに簡単でした。
ただ、集電板の固定にはやや不安を感じたので接合部の一部にハンダ付けを施しました。これで集電は万全です。

延長したシャシーに床下機器を取り付け、これもキット付属の排障器(元のプラのものよりリアルな感じです)と連結器をつければ動力化は完成。
T車の方はこれまたキットに付属の小径車輪を組み込み排障器を交換します。

こうして京阪80はやっとこさNの編成として入線を果たしました。
走らせて見ると元の動力ユニットが路面電車用の片軸駆動なのでパワフルさには欠けますがこの編成の場合にはむしろちょうど良い走りっぷりです。
但し足回りが繊細な為、線路状態の良くない所やミニカーブのS字カーブでは脱線しやすいようです。
(ドローバーの追従性がやや劣る為と思われます。言い忘れましたがT車にはウェイトが付いていませんがその軽さも影響していそうでT車を先頭にした推進走行は避けた方が無難なようです)
光山鉄道管理局
HPです。電車の項を更新しました。

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