最近の車両工作・レストアなんかで思うこと

 前にも車両工作の話をしましたが今回はそれに関連して先日感じたことから。

 京阪80の動力化とか、昨年手掛けた下津井モハ102の動力化、あるいは夏場の16番のC54のレストアなんかをやっていて思うのですが「完成した車両がきちんと走った時、あるいは走りが今一つだったのがスムーズになった」瞬間の楽しさというか快感が最近癖になりつつあります(笑)

 じっさい、走行系の調整とか、組み直しなんかをやっている時の充実感は自分でも意外に思うほど高いものでしたし、それらが仕上がって車両が走り始めるとそれまでの苦労が報われた気持ちになります。
 体質的なものもあるのでしょうが、やはり私にとって鉄道模型は「飾るもの」ではなく「走らせるもの」であり運転するにしろ走っているのを眺めているにしろ、「動く事」にプライオリティを感じる様です。

 特に旧モデルのレストアなんかがそうですが、買ったばかりの新車がレール上をスムーズに走るのは当たり前ですが、購入時走らないモデルが手を掛ける事で再び走り出すさまは快感を通り越して感動的ですらあります。
 これは初挑戦で組みあがった動力ユニットが初めて動き出した場合でも同様でしょう。

 

 それは車両工作に限らずレイアウトについてもそうで同じ所に設置されただけのストラクチャーやシーナリィも「走行する列車と組み合わされる事で最大限に生き生きしてくる様に思えます(この点では「飾り物」と似ているようですが列車という動的な要素と組み合わされた時に初めて威力を発揮するという点で単純な「飾り物」とは異なる気がします)

 ボディの外回りにパーツを追加して細密化したり行き先表示幕を貼ったりして細密感を上げたり、或いはウェザリングなどで雰囲気を出して行くのものも良いのですがそれらもやはり「走らせて楽しむ」事を前提にした鉄道模型ならではの楽しさではないかという気がします。

 ・・・まあ、そうは言っても現実は「走りが今一つのジャンク中古」とか「動力化に工夫が必要な曲者モデル」の入線が多い事が一番の要因なのですが。
 この辺りの事についてもいずれ改めて書こうかと思います(汗)

 そんな今の私がはまっているテレビ番組はCSのディスカバリーチャンネルでよくやる「復元・クラシックカー」「クラシックカーディーラーズ」「ファスト&ラウド」などの旧車復元・カストマイズ番組だったりします。鉄クズ同然のオールドカーの走りを手間とノウハウをかけて走りを復活させるプロセス(更にはそれを好みのベクトルに再改造したり)が最近の私のモデリングの方向性に近いからでしょう。

 光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2013年06月03日 22:29
そう、そうなんですよね。
ジャンクの動かない動力やライトが点灯しない車両をダメもとで、整備開始してその動いた時の感動は何とも言えない快感です。
しかも、修理後にすぐまともに動くのでは無く、最初は「ピクリ」、そしてラピットスタート、何度かバラしては組み立てて、その都度動力が復活してくる様子が、レストア意欲を盛り上げます。
2013年06月05日 16:19
>hidakamiさん

 旧式モデル、ジャンクモデルの面白い所のひとつは走りっぷりが千差万別で個性的な事ですね。

 手の加え方によって走りっぷりが変わってくるのも面白い所ですが、20年前の私だったらイライラしてすぐ投げ出していたのではないかという気もします(爆)

 その意味ではレストアというのは大人の楽しみ方のひとつかもしれませんね。

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