「旧車」のED75から


個人運転会「ラフェスタ」ネタ第二回です。

今回はED75で。
ED75がNゲージで登場したのは1974年。TOMIX前のナインスケール初の日本形動力車でもありました。
初期モデルは横っ腹のメーカーズプレートが無暗に大きく「日立」と書かれているのが特徴的でHゴムや車体の帯も全て白で縁取りされており模型と玩具の中間的な印象でした。
動力は香港製。
このED75も私がこの趣味に入ってすぐ位に入線したのですがKATOのEF65はもとより後から出た同じナインスケールのDD13よりも走りが悪くあまり使われなかった記憶があります。
おまけに当時のモデルはユニットのダイカストの経年劣化や変形が凄まじい物が多く、奥等に出るジャンク品の中には「どこをどうすればここまで変形できるのか」とすら思えるモデルも散見します。
(尤も、状態の良い物は問題ない事も多いのですが)

以前からよく触れている様にあの当時の車両たちの大半は親類に譲渡してしまい手元に無いのですがいくつかは後になって他の中古屋からサルベージして車籍復活の上入線させています(笑)
今回走らせたED75もその一つ。
こちらはTOMIX登場後のバージョンで基本的にはナインスケールと殆ど変りませんが車体帯が銀色になりモータも日本製に切り替えられたタイプです。
あのどでかい「日立」もありません(笑)

今回久しぶりにこの75で11連の荷物列車を惹かせたのですが試運転の時ですら見られなかったほどのスムーズさで快走したのには驚きました。
線路状態や電源の点でよかったのでしょう。動力系ががさつなモデルの場合ミニカーブなどの小径エンドレスは鬼門です。
(KSKタイプCタンクでも同様の特性を確認しています)
とにかく今回の運転でこの75を少なからず見直しました。
75というともう一機。
こちらは今は亡きエ-ダイナインのED75です。

当時グリップゼッケン、グリップテクニカなどの建機系ミニカーで一定の地位を持っていたエーダイがかなり本気でNゲージに参入しただけあって出来も相当なものです。
外見上もちょっと前のKATO,TOMIX(HG仕様以前の)のモデルと全く遜色がありません。
これでも80年頃のモデルなのですが先ずこの点で驚かされます。

走行性も全く問題なし。初期モデルより良くなったとはいえ、先述の香港TOMIXとは雲泥の差です。
ただ、皮肉な事に優等生的に出来が良すぎて同時期のKATO、TOMIXに比べて独自性が薄い印象なのも事実です。
キハ58系等は他社と違う独特の色彩センス(ある意味どこよりもリアル)でかなりの差別化ができているのですが。
光山鉄道管理局
HPです。

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