香港TOMIXのED61

 今月はヴィンテージモデルの入線が続いています。
 いや、今年に入ってからその傾向が続いているといっても良いのかもしれません。


 今回は香港TOMIX車です。
 と、いいますか「ナインスケール」ではなく「TOMIXを名乗った初めての新車」ED61を見つけました。
 75年版のナインスケールのカタログでは予告のみの扱いでしたがTOMIXが初登場した1976年11月号のTMSではオハ35系とともにTOMIXと言う新ブランドの意気込みの象徴と言うイメージを植え付けた1両であります。

 ED61というと先日HG相当のモデルにリニューアルされたばかりだったと思いますが、そんな折に最も古いモデルを見つけたというのも何かの縁でしょうか。
 (あるいは新型が出たから放出されたとも思えますがw)


 窓ははめ込み式でないので段差が物凄く、手すりまで別パーツ化した現行モデルとは細密度では勝負になりません。
 それでいてパッと見の印象は悪くなく、どこか憎めない味が感じられました。
 おそらく印象把握のセンスが良かったのでしょう。



 パッケージの形態は昔のナインスケールの動力車のそれですが表記が「TOMY TOMIX N-SCALE」となっているのが面白く感じました。
 このどっちつかずの表記からはED61の開発時点でTOMIXがまだ煮詰まっていなかったことをうかがわせます。

 足回りを裏返すと派手に露出したギア、むき出しの配線と洗練には程遠い作りですが却ってメカニカルな雰囲気も感じさせて個人的には悪い印象ではありません。
 ただ、運転時の埃には注意が必要でしょうが。

 中断前のラインナップも含めて香港製動力のトミー製品をこれまで何両か使ったことがありますが、今回のED61の走りはその中でも最高の部類でした。
 確かにやかましい事はやかましかったのですが(笑)過去のED75とかに比べるとはるかにスムーズなものです。
 この題で動力が改善されたのか、単に個体差なのかはわかりませんがこれだけでも拾いモノでした。

光山鉄道管理局
 HPです。

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