ジャンク入線のエーダイEF65 1000
今回は先日入線のTOMIXのC61とはある意味対極にある様な感じの中古モデルの話から。
これまたジャンク物のエーダイNのEF65 1100番台です。先日紹介のED70と同じパックに入っていたものです。
EF65は私のレイアウトでもかなりの数が在籍しているのですが、殆どがKATOのロコで他社品はTOMIXと今回のエーダイが1機づつです。
しかも80年代初頭のモデルだけに、細密感ではまるで現行品とは勝負にはなりません。
正直私自身も「KATOでもTOMIXでもないメーカーのEF65」と言う程度の関心でしたし、他の機関車と抱き合わせで安価なジャンク袋に入っているのでなければなかなか手を出さなかったのではないかと思います。
(幸い、一緒に入っていたED70やDF50みたいにレストアやチェックを必要とする様なトラブルもありませんでしたから一番手のかからないジャンク車ではありました)
ところがこれを入線させて試走してみたところ、KATOともTOMIXとも違う質感を感じさせてくれました。
それは「走りの質感」そのものです。
同じ年式のKATOのEF65に比べてモーターの唸りが独特で、香港TOMIX程がさつでもなくKATOのそれに迫る安定性を感じました。
もちろん今の製品とは比較できない物の、一言で言って「好感を持てる走り」とは言えます。
(但し洗練度は後から出たED75には劣りますがあまり洗練され過ぎても可愛げがない感じもするのでこれをエーダイ(あるいは学研)の個性と捉えても良いと思います。
外観上の特徴で興味深いのがパンタグラフです。
KATO、TOMIXと同じPS22と思われますがエーダイのはシューも含めた全金属製で造形的には大雑把なものです。
ですがパンタのはね上げが「パチン」とワンアクションで可能で降ろす時も「パチン」とはめ込む感じでとても信頼性が高いイメージがあります。
その他としてはKATOやTOMIXの様に前面の塗り分けを別パーツのはめ込みで表現したのとは異なり純粋に塗りで表現している所が目を引きます。
何か、「一生懸命作りました」といった感じです(笑)
この質感は模型と玩具の中間的なものですが「繊細さを犠牲にしても信頼性を優先した」ようなポリシーすら感じられ(これは登場当時のTOMIXのポリシーとも重なるものを感じます)好感を持てました。
いずれの点でもエーダイらしい個性を感じさせる1両でした。
光山鉄道管理局
HPです。
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