趣味の原点を振り返る・35「関水金属のカタログ」に懐かしむ


 今回は先月来の家探しの発掘品から(汗)

 関水金属のカタログです。
 私がNゲージを始めた当時、関水で出していたものでたしか200円位でしたか。
 最初の奴は文字通り読み過ぎでボロボロに分解したので半年位でバックアップ(笑)で追加購入したものです。

 余談ですが70年代後半頃までは関水金属のカタログは紙質がぺらぺらなものが多かったのでこうした「追加購入」が多かったです。
 その点TOMIXはナインスケール時代から厚い丈夫な紙質だったので最初に買った物が今でも残っています。

 それは置いておいて、
 何といっても表紙のこのレイアウトにNゲージの魅力の全てが凝縮されていた感じがします。
 恐らく事務机台程度の大きさ(1100×700程度?)と思いますが線路配置も巧みでターンテーブル、立体交差、リバースまで詰め込んでいながら破綻した感じがまるでないのに驚かされます。
(作りが似ている事から科学教材社の「Nゲージ」のレイアウト製作記事の作者と同じ人が手掛けたのではないでしょうか)

 出だしの所がNゲージの特徴とレイアウト作りに於ける16番ゲージに対する優位性に割かれているのは同時期のナインスケールのカタログと同じです。
 あの頃はNゲージを「グリコのおまけ」と呼んだ模型店の店主もいたそうですからこうしたアピールは必須だったのでしょう。

 さて、ラインナップ(おそらく1974年初め頃)ですが今の目で見ると貧弱の一語です。
 何しろあの頃既に出ていた筈のD51が予定品だった位(カタログ自体が型落ちだった様です)ですから。あとワム8に代表される2軸貨車も予定品。

 あるのはC62,C11にEF70・EF65。客車は20系とオハ31系(なぜか唐突に「旧型客車・つばめ号」の写真が掲載されていて予告なのかただ何となく載せたのか判然としませんでした)
 電車は103系、気動車はキハ20系、あとはいくばくかの貨車のみ(C11が牽けそうな貨車がトキ15000しかない)でした。

 ネットで調べたところではこれの改訂版では181系、153系、キハ82系の予告が付いていたようです。

 これほどまでに貧弱なラインナップでありながら不思議と当時の私の夢を掻き立ててくれる何かを感じさせたのも今となっては好い思い出です。
 これが発掘できただけでも先月来の家探し大会の意味は少しはあったかもしれません。
光山鉄道管理局
 HPです。

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