関水金属のカタログのはなし・2
先ほど参議院の選挙の投票から帰ってきました。
今日の当地も猛暑日並みの暑さだったのでこんな行事でもないと外に出る気にはなかなかなりません。
まあ、それはさておき
先月来の物置サルベージの発掘品から。
これだけ探して肝心の探し物は見つかりません。そろそろ諦め時かとも思いますが、こんな物が発掘されるとまだ探してみたくなります。
関水金属の1976年度版カタログ。
実はこのカタログは2年にわたって2・3冊買っており(つまり補追があった)一番古い一冊だけを現住地に持ち込んでいたものです。
以来物置に仕舞われていましたが、今回のサルベージを機に改めて引っ張り出しました。
なお、表紙に堂々とEF66が飾っていますがこれの出た当時NのEF66はまだ出ていません(笑)
これ以前のカタログがB6の横長の体裁だったのに対してこのカタログはB5サイズ。
これ以降のKATOのカタログは一部を除いてA4サイズが基本となりますからサイズ的にも内容的にも過渡的な存在だったと思います。
車両のラインナップは前回紹介のカタログからD51とキハ82系が増えた位でそれほど変化はありません。
具体的には機関車はC11,C62、D51、EF65、EF70のみ。電車は103系だけ。気動車はキハ20系とキハ82系、客車はオハ31系と20系。貨車はコキを中心に僅か10種類というラインナップです。
(確か翌年のバージョンでタキ3000が、次の年にDD13と181系が加わったような気がしますが今は未確認です)
この頃はNゲージ全体でも年間の新車などというものは3,4種あればいいほうで誰もが欲しがる機種でも「発売予定」がいつまでも続く事が多かったです(大体にして本書に載っているD52,D62等は未だに出ていないですし)
ですからカタログの新刊が出ればその目的は「買い物ガイド」というより「発売予定品のチェック」というのが大半だった様な気がします。
(モデル化のペースが明らかに上がったのはブルトレブームを経た80年代初め、それまでのKATO、TOMIX、GMの御三家に加えてエンドウ、エーダイ、中村精密、しなのマイクロなどの第3極が登場して以降と記憶します)
事実このカタログの「予定品」を見ても
機関車はC50、D52、D62、EF57、EF66、EH10、DD13とその時点のラインナップ数より多く。
電車は181系、153系。貨車はタキ3000が予定されていました。
現実に当時のレイアウト派のニーズが高そうなキハ58系、485系、EF58、DD51、DE10なんてものすらあの頃は予定にすら入っていなかった訳です。
とはいえ、あの頃は「次はどれが出るのだろう」という期待感からページをめくっていたのも確かで、カタログを見ながら夢想にふける夏の夜の思い出も蘇ります(笑)
そういえばあの頃の印象として「細かい手すりが多い奴や軸配置が特殊な機関車なんかは製品化が難しそうだな。EF66辺りはすぐ出そうだけどDD13,EF57、EH10は後回しになりそうだ。いやいや、ここに出ている予定品が埋まるのに何年掛かるだろう」等といったこまっしゃくれた事も考えていました(正解はD52・62が未だに出ていないので37年たっても埋まっていませんw)
現実にはタキ3000とDD13がリリースされた辺りからKATOも一皮向け始め、EF57、EH10、DE10等の製品化に弾みが付いた印象があります。
余談ですがこのカタログの後半は当時の関水が扱っていたらしい海外メーカーの製品紹介も付いていました。
アトラス、フライッシュマン、リリプット、ケーディ等の車両(N・HO問わず、Oゲージもひとつだけ載っています)ファーラー、ブッシュ、フォルマー、ヘルヤン、キブリ等の建物メーカーなどがありました。
その中のひとつ、キブリの「高層アパート」は本書を買った当時から憧れのストラクチャーのひとつでしたが、36年後の昨年暮れにようやく購入、レイアウトに鎮座する運びとなりました(笑)
いや、夢は忘れないでおくものですね。
光山鉄道管理局
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今日の当地も猛暑日並みの暑さだったのでこんな行事でもないと外に出る気にはなかなかなりません。
まあ、それはさておき
先月来の物置サルベージの発掘品から。
これだけ探して肝心の探し物は見つかりません。そろそろ諦め時かとも思いますが、こんな物が発掘されるとまだ探してみたくなります。
関水金属の1976年度版カタログ。
実はこのカタログは2年にわたって2・3冊買っており(つまり補追があった)一番古い一冊だけを現住地に持ち込んでいたものです。
以来物置に仕舞われていましたが、今回のサルベージを機に改めて引っ張り出しました。
なお、表紙に堂々とEF66が飾っていますがこれの出た当時NのEF66はまだ出ていません(笑)
これ以前のカタログがB6の横長の体裁だったのに対してこのカタログはB5サイズ。
これ以降のKATOのカタログは一部を除いてA4サイズが基本となりますからサイズ的にも内容的にも過渡的な存在だったと思います。
車両のラインナップは前回紹介のカタログからD51とキハ82系が増えた位でそれほど変化はありません。
具体的には機関車はC11,C62、D51、EF65、EF70のみ。電車は103系だけ。気動車はキハ20系とキハ82系、客車はオハ31系と20系。貨車はコキを中心に僅か10種類というラインナップです。
(確か翌年のバージョンでタキ3000が、次の年にDD13と181系が加わったような気がしますが今は未確認です)
この頃はNゲージ全体でも年間の新車などというものは3,4種あればいいほうで誰もが欲しがる機種でも「発売予定」がいつまでも続く事が多かったです(大体にして本書に載っているD52,D62等は未だに出ていないですし)
ですからカタログの新刊が出ればその目的は「買い物ガイド」というより「発売予定品のチェック」というのが大半だった様な気がします。
(モデル化のペースが明らかに上がったのはブルトレブームを経た80年代初め、それまでのKATO、TOMIX、GMの御三家に加えてエンドウ、エーダイ、中村精密、しなのマイクロなどの第3極が登場して以降と記憶します)
事実このカタログの「予定品」を見ても
機関車はC50、D52、D62、EF57、EF66、EH10、DD13とその時点のラインナップ数より多く。
電車は181系、153系。貨車はタキ3000が予定されていました。
現実に当時のレイアウト派のニーズが高そうなキハ58系、485系、EF58、DD51、DE10なんてものすらあの頃は予定にすら入っていなかった訳です。
とはいえ、あの頃は「次はどれが出るのだろう」という期待感からページをめくっていたのも確かで、カタログを見ながら夢想にふける夏の夜の思い出も蘇ります(笑)
そういえばあの頃の印象として「細かい手すりが多い奴や軸配置が特殊な機関車なんかは製品化が難しそうだな。EF66辺りはすぐ出そうだけどDD13,EF57、EH10は後回しになりそうだ。いやいや、ここに出ている予定品が埋まるのに何年掛かるだろう」等といったこまっしゃくれた事も考えていました(正解はD52・62が未だに出ていないので37年たっても埋まっていませんw)
現実にはタキ3000とDD13がリリースされた辺りからKATOも一皮向け始め、EF57、EH10、DE10等の製品化に弾みが付いた印象があります。
余談ですがこのカタログの後半は当時の関水が扱っていたらしい海外メーカーの製品紹介も付いていました。
アトラス、フライッシュマン、リリプット、ケーディ等の車両(N・HO問わず、Oゲージもひとつだけ載っています)ファーラー、ブッシュ、フォルマー、ヘルヤン、キブリ等の建物メーカーなどがありました。
その中のひとつ、キブリの「高層アパート」は本書を買った当時から憧れのストラクチャーのひとつでしたが、36年後の昨年暮れにようやく購入、レイアウトに鎮座する運びとなりました(笑)
いや、夢は忘れないでおくものですね。
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