MODEMOのスハ32系のはなし
今年の上半期はC51、C55、EF57をはじめとする戦前派のロコの(中古の)増備が増えました。
もちろん買う以上はレイアウトで走らせるために買うのですが昔のナインスケールや河合などの出物が多い貨車はともかく、牽引する客車はオハ31系くらいしかなかったのが実情でOE88のようなイベント列車はともかくこれらの機関車に向いた普段着の客車が欲しいと感じていました。
そんな折に秋葉の中古屋でMODEMOのスハ32系ダブルルーフ仕様を何両か見つけられたのは幸運でした。
MODEMOの客車、殊にばら売り品は秋葉の中古屋でも滅多に見ない代物ですし、そもそも戦前型の客車自体オハ31系かマイクロの二軸客車位しかありませんから。
さて、この製品ですが元々は中村精密が自社の蒸気機関車に牽引させるためにキット形式で出していたモデルでした。
同社は元々16番専業でしたが、昭和50年代の初め位の時期は当時珍しかった「16番のプラキット」に手を染めていた事があり10系軽量客車や103系などを出していたのを当時のTMSの広告などでよく見かけた記憶があります。
その時のノウハウもあったのでしょう、同時期のGM辺りの客車キットと比べても造形や工法の工夫などの評価は高かったようです。
MODEMOで出直すに当たってそれまでのキットは完成品となりインテリアも付きました。
外箱なんかもキハ35系と同じものになりずいぶんと豪華な印象です。
モデル自体もかなりあっさりした印象ですが評判通り、適度に肉も薄く上品な感じで言われなければ「キットの素組み」には見えません。
早速先日入線のC55流線型に牽かせてみますが同じメーカー同士という事もあってか独特の統一感を感じました。
日本型ばかりでなくグラハムファリッシュの英国型ともそこそこ似合うようですし、古典型のデッキ付き電機にもピッタリです。
最近は戦前型の蒸機や電機も随分とモデルになっていますからこの手のダブルルーフ客車ももう少しバラエティがあってもいいような感じがします。
本来なら赤や青の帯のある仕様の方が好いのですが物が中古なだけにさすがにそんな贅沢も言えません。後からステッカーでも探してみようかと思います。
光山鉄道管理局
HPです。
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