今月の新車から・KATOのDD13

 今月の新車から。
 先月のC61といい、今回のといい、今年は力作が多い年ですね。

 物はKATOのDD13初期型です。

 このタイプは既にTOMIXとマイクロエースからリリースされていますが、今回のKATO版はDD13の決定版といっていい出来でした。
 KATOのDD13といえば36年前に後期型がリリースされていますが、手摺の処理や造形の良さ、動力のスムーズさやヘッドライト点灯、電磁アンカプラー対応とそれ以前のKATO製品とはあらゆる点で一線を画すモデルとして記憶に残ります。
 実際このDD13以降のKATO製品、特に機関車の造形は大幅にバージョンアップを果たしており、その意味でも記念碑的なモデルだったのではないでしょうか。

 そのDD13の実質的なモデルチェンジ版が今回のモデルなだけに期待も高まります。
 
 箱から出てきたモデルは実に細密感にあふれた出来でした。
 手摺の太さ、ボンネット部分の造形も良く、あまりに良すぎてナンバーが入っていないのが不自然すぎて見えるほどです。
 昭和30年代から60年代初め頃までのレイアウトであれば大概の場所に似合う上に「国鉄からの譲渡車」という設定でも与えれば現代の貨物専業私鉄の主力としても通用する機種だけにこれだけの性能を持ったモデルのリリースは朗報といえるでしょう。

 ですが細密すぎて却って華奢な印象も与えてしまっている事(前面の手すりなどはちょっと力を入れるとすぐ歪む)モデルとして、そつの無さすぎるところがこのモデルの弱点でもあるとも感じます。

 今回の優等生的なDD13を手にしてふとそんなことも考えました。
 ですが逆に言うなら「そんな事を考えさせるほどに今回のDD13の出来は素晴らしい」とも言えます。

 他社のDD13との比較もそのうちに紹介するつもりですが、今回はここまでで。

光山鉄道管理局
 HPです。

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