DD13をKATO・TOMIX,マイクロで比べてみる(汗)
先日紹介したKATOのDD13。
このタイプは以前に香港TOMIXとマイクロからそれぞれ製品化された事があります。
バージョン違いもあるものの手元にその3つが揃っていますのでこの機会に比較してみる事にしました。
但し、マイクロのは外見が似ていますが新幹線用に改軌した2003型です(とはいえ台車以外の差異は殆どなし)
真横から見たところです。
・・・別にパースを付けている訳ではありません・・・
何でしょうかこの「遠近感は」(爆)
実はこの3機、後になるほどサイズが小さくなっています。
TOMIXのそれがかなり大きめなのは知っていましたが、マイクロのも微妙にKATOのよりでかいのが意外でした。
斜め前から来ると「強遠近法」の実演みたいです。
この間のC61やEF65でもこれは経験しましたが、最近の模型は「ファインスケールになるほど縮んで行くもの」らしいです。
ディテーリングですが40年近く前のTOMIXは比較にならないものの(とはいえ独特のキャラクター性は依然として魅力です)単純な細密度比較ではKATOとマイクロが殆ど伯仲していたのも驚きでした。
たとえばボンネット部の手すりですがKATOがモールドで処理していた所がマイクロは別パーツで植え込んでいる点やキャブ手前のステップ上面に色差しされているなど小技がかなり効いています。
手すり自体の太さはKATOの方が細いのがアドバンテージと言えますが、それゆえに必要以上に華奢な印象になっているのは人によって好き嫌いの分かれるところと思います。
走行性ですがスムーズさではKATOの圧勝。TOMIXは相当にくたびれたユニットですが「40年前の今でも現役の機関車」っぽい感じが笑えます。マイクロはややKATOよりのスムーズさで可もなく不可もなし。
ですが実はKATOの場合台車周りの線路への追従性に問題があるのか、マイクロはおろかTOMIXが問題なくクリアできたカーブの立ち上がり地点で脱線が頻発するという問題が浮上しました。
線路の固定で歪みや段差があると脱線しやすい傾向がある様です。他社よりもフランジが低い事と台車周りがねじれに追従しにくい等の理由が考えられます。
場所によってはきちんと走行できるので確率としては低いと思いますが要注意のポイントと言えます。
この点で細密度やサイズの適正さでは全く勝負にならない筈の70年代中期の香港製トミーのDD13がモデルとしての表情の豊かさで案外善戦している感じがしています。
走りにしてもあきれるほどスムーズな今回のモデルですが反面「50年近く前の機関車を操っている」実感が薄いのも事実で皮肉なことに動力系にガタがきてモータが唸りを上げまくる旧モデルの方に却ってそれらしさを感じてしまいます。
まあ、この辺に関しては完全に好みの問題なのですが。
光山鉄道管理局
HPです。
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このタイプは以前に香港TOMIXとマイクロからそれぞれ製品化された事があります。
バージョン違いもあるものの手元にその3つが揃っていますのでこの機会に比較してみる事にしました。
但し、マイクロのは外見が似ていますが新幹線用に改軌した2003型です(とはいえ台車以外の差異は殆どなし)
真横から見たところです。
・・・別にパースを付けている訳ではありません・・・
何でしょうかこの「遠近感は」(爆)
実はこの3機、後になるほどサイズが小さくなっています。
TOMIXのそれがかなり大きめなのは知っていましたが、マイクロのも微妙にKATOのよりでかいのが意外でした。
斜め前から来ると「強遠近法」の実演みたいです。
この間のC61やEF65でもこれは経験しましたが、最近の模型は「ファインスケールになるほど縮んで行くもの」らしいです。
ディテーリングですが40年近く前のTOMIXは比較にならないものの(とはいえ独特のキャラクター性は依然として魅力です)単純な細密度比較ではKATOとマイクロが殆ど伯仲していたのも驚きでした。
たとえばボンネット部の手すりですがKATOがモールドで処理していた所がマイクロは別パーツで植え込んでいる点やキャブ手前のステップ上面に色差しされているなど小技がかなり効いています。
手すり自体の太さはKATOの方が細いのがアドバンテージと言えますが、それゆえに必要以上に華奢な印象になっているのは人によって好き嫌いの分かれるところと思います。
走行性ですがスムーズさではKATOの圧勝。TOMIXは相当にくたびれたユニットですが「40年前の今でも現役の機関車」っぽい感じが笑えます。マイクロはややKATOよりのスムーズさで可もなく不可もなし。
ですが実はKATOの場合台車周りの線路への追従性に問題があるのか、マイクロはおろかTOMIXが問題なくクリアできたカーブの立ち上がり地点で脱線が頻発するという問題が浮上しました。
線路の固定で歪みや段差があると脱線しやすい傾向がある様です。他社よりもフランジが低い事と台車周りがねじれに追従しにくい等の理由が考えられます。
場所によってはきちんと走行できるので確率としては低いと思いますが要注意のポイントと言えます。
この点で細密度やサイズの適正さでは全く勝負にならない筈の70年代中期の香港製トミーのDD13がモデルとしての表情の豊かさで案外善戦している感じがしています。
走りにしてもあきれるほどスムーズな今回のモデルですが反面「50年近く前の機関車を操っている」実感が薄いのも事実で皮肉なことに動力系にガタがきてモータが唸りを上げまくる旧モデルの方に却ってそれらしさを感じてしまいます。
まあ、この辺に関しては完全に好みの問題なのですが。
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この記事へのコメント
年代の違いもありますが,ここまで大きさが違うと面白いものです。
スケール云々というよりも,個々の存在感を評価したいですね。
それにしてもここ最近の,こちらの入車状況を拝見させて頂くと
まさにNゲージ博物館の様相を呈して来た感じで圧巻ですね。
骨董的な存在価値が素晴しいです(笑)。
今年はジャンクや旧モデルの当たり年の様であちこちで驚くような出物に当たっています。
良くも悪くも博物館的ではあります(汗)が、やはり走りにはプライオリティを置きたいですね。