今夏も帰省してきました・5・関水金属の「店舗ビル」


 帰省の折に取り戻してきた店舗二棟のはなしから。
 KATO(当時は関水金属の方が通りが良かった)初の一般建造物のモデルです。

 当時のカタログに掲載されていた文章を思い出しながら書くと

「レイアウト上の建物は一つでも種類の多いのが望ましく、特殊な場合を除いて同じ建物があちらこちらに目につくのは、どうしても興ざめするものです。そのためにも色々なタイプの建物が欲しくなります。本製品はシャレた洋風ムードの街にどうぞ」
と、ありました。
 明らかにTOMIXやGMの商店への当てこすりみたいな文言ですが(笑)当時レイアウト上に原宿や本町を再現しようとする様なユーザーがそんなにいたとも思えないのでやや勇み足な宣伝だったのも確かです(笑)
 見ての通り日本離れした外見の店舗で、恐らくアメリカあたりのメーカーのOEMと思われますが、こういうのも90年代以降はカジュアルファッションの店やCD、DVD店なんかで地方でも見かけるようになりました。

 その意味では街コレやジオコレが充実し日本風の店舗のバリエーションが急拡大した今ならこのモデルもやっと真価を発揮できるようになった気がします。
 そう思うとこのモデルの肝は看板チューンのセンス如何に掛かってくると思います。
 せっかく持ち帰りましたから、オリジナルの看板類を工夫したいところです。

 試しに90年代以降の建物(街コレなど)に混ぜ込んで見ましたが商店街の彩として良く機能していると思います。
 これに限りませんが街並みの個性表現の手段として、外国型と同時のこの手の昔の製品の建物を混ぜ込んでみるというのもやり方によってはかなり効果的と思います。

 もちろん自作建造物を混ぜ込むと更に面白いですが。
(キットや製品のバリエーションが増えて街並みを容易に組む事ができるのは最近のNのメリットですが、元々「背景」程度の存在意義で製品化されている事が多く、例えれば「エキストラだけの舞台」みたいな無個性な街並みになるケースが多いですね。
 せめて風景の主役となるランドマーク位は自作かキットバッシュにこだわりたいものです。

光山鉄道管理局
 HPです。

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