今夏も帰省してきました・6・TOMIXのカタログにときめいた頃(笑)
先日はGAKKENーNのカタログについて書きましたし、以前にはKATO(関水金属)のカタログ話もしていますが、今回はTOMIXのカタログから。
何の事はない、先日の帰省の折に実家の本棚から黎明期のTOMIXのカタログを発掘してきただけなのですが。
TOMIXブランドのカタログが初登場したのは公式には1977年版からと言う事になっていますし、実際に私が購入したのもその年の夏ごろと記憶しています。
当時のKATOのそれより一回り大きな版で紙質も分厚い豪華な印象で買った帰り道帰宅まで待ち切れずに模型店近くの公園でむさぼり読んだのが思い出されます(笑)
「Nゲージの特徴」の解説がトップに来るのは当時のKATOも同様です。
さすが大手玩具メーカーからスタートしているTOMIXだけあってスマートで垢ぬけた表現が印象的で、この点では16番メーカーも含めた他社のそれが非常に泥臭く感じられます。
このセンスがあったがゆえに当時のビギナー族を鉄道模型に誘引させる事に大いに貢献したのは想像に難くありません。
最初のカタログではEF81、113系、583系、24系が予定品として示されています。
明らかに当時のKATO(関水金属)のラインナップを意識してアイテムのかち合いを避ける配慮(何よりもNゲージの普及を優先するためにトータルでの車種の充実を目指す)がされている印象でした。
新規参入メーカーが増え、ブルトレブームに火が付く79年頃辺り以降は同一車両の競合を避けなくなっていますが。
更にこれまでのNゲージに先例のない「規格化された道床付きのレールシステム」のラインナップも鮮烈でした。
まだこの当時は複線のエンドレスにポイントがあるといった程度の物だったのですがこれほどスマートなシステムがこれまでなかっただけに衝撃度も格別だったのです。
とどめに線路システムに完全にのっとった駅・ホームシステムや架線柱、完全にシステム化された給電システム!
何もかもがこれまでの「鉄道模型」のイメージを覆すものでした。
前述のように公園のベンチでこれをむさぼり読みながらNゲージの未来に力強いともしびが照らしだされる思いがしたものです。
これ以降のカタログでも毎年のように車両、レールシステムともに充実が手に取るように感じられました。
とにかくKATOにない独特の勢いを強く感じるカタログで今読み返してもワクワクしてきます。
ラストにはナインスケールの時のレイアウトを使った夜景シーン。
あの頃もこれを観てジーンと来ていました(笑)
まさに「新時代の鉄道模型への旅立ち」を予感させる物でしたがこういう抒情的なラストページのカタログも最近見なくなりました。
光山鉄道管理局
HPです。
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