今月の失敗談・ハンダ付けの罠(大汗)


 さて猛暑も一段落し、朝夕はそれなりに涼しかった昨日は今月最後の平日休です。
 夏中暑さに茹だっていた身としては有難い気候だったので「鉄夏」の締めくくりにふさわしい事をやってきました。

 とはいえお恥ずかしい事夥しい展開でもあったのですが(大汗)

 まずは昨年からの課題だった宮沢のC58(もちろん16番)のレストア作業。
 高細密化ではなくあくまでも当時の状態に近づける事が目的でしたので破損部のリペアとリペイントが中心になります。

 そこで登場するのが先日買い揃えた塗料剥離剤とフラックス、はんだも模型用の低温タイプを用意し体制は万全です。
 庭の一角にテーブルを用意し、電源もOK。
 フラックスの使用は初めてでしたし(これ、後への伏線ですw)有害ガスなどへの対処とはいえ私としては前代未聞の「アウトドアはんだ付け」となりました。
 まあ、これをやるために涼しくなるのを待っていたのですが。

 手順は鏝にはんだを少量付けて予めフラックスを塗った部分に押し当てる。これだけで十分なはずでした。
 ところが肝心のはんだがダマになるばかりで全く接着しません。

 温度設定のミスでもなさそうですし、塗装もきれいに剥がしていたので下地処理の問題とも思えません。

 こうしてひたすら格闘すること1時間半。それでもくっつかず。

 いよいよダメかと思ったその時、

 フラックスの様子が変な事にやっと気づきました。

 あわてて見返すとフラックスと思っていたのが「塗料の剥離剤」だった事を知った時の脱力感ときたら(大汗)

 これがキットメイクであれば剥離剤なんか使わないので間違える事もなかったのですが初のはんだ付け工作が「既存モデルの補修」だったことが最大の敗因と言えます。
 塗料剥離を先月やってから猛暑にかまけて丸ひと月半放置していたので、剥離剤とフラックスの瓶がどっちがどっちだったかすっかり失念していました。
 全く年は取りたくないですね。

 早速フラックスを塗り直しはんだを流し込むとあれほど手こずった部分がたった2分で(!)固着完了したのには思わずがっくりです。
 見事なくらいにはんだが流し込まれたのには涙がでました。
 補修箇所が1箇所、接着点も4か所だけなのでキサゲだって10分も掛けません。全くあの1時間半は何だったのかと(涙)

 とはいえ、やってみると案外はんだ工作も(うまい下手は別として)そう難しくはない気はしてきました。
 わたし的には準備段階の儀式化された手順が面倒ですが、まあ、それも慣れの問題なのでしょう。
光山鉄道管理局
 HPです。

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