「偉大なる凡庸」がまたひとつ・EF65の香港TOMIX版

9月に入ってそうそうまたもや中古モデルの入線です。
先日はエーダイのEF65を紹介しましたが、今回はそのそっくりさん(笑)の話です。
実際にはこちらの方がエーダイより微妙に早いリリースだったようですが。
TOMIXの初代EF65。1100番台だそうです。
こちらのロコはTOMIX最後の香港製機関車だったそうですが言われなければエーダイと間違えそうですし、実際私も(汗)

某中古屋さんで他のEF65と一緒に並んでいたのですがどうも少し様子がおかしかったので改めてチェックして初めて知った次第です。
その割にはほかの65と同じ値段でした(この場合プレミアが付くのか、旧製品という事でさらに安くなるのかはわからないのですが)
現行製品と比べるととくに窓周りの表現に差を感じてしまいますが同年代のエーダイやKATOと並べる分にはそこそこバランスの好い表現に見えます。
最近、ED70やED61なんかで印象が好転しつつあるとはいえ走行性はあまり期待していなかったのですがこちらも同時期のKATOの65並みのレベルではありました。
それでいてこちらはヘッドライトが点灯します(笑)

KATOの65の1000番台の場合は前面の塗り分けを別パーツ化する事でシャープな雰囲気を出していますが、エーダイや初代TOMIXは手間のかかる塗り分け、しかもこの両者でも微妙に色調が違います。
それにしてもほとんど同じプロトタイプなのにメーカーによって造形面の個性が感じられるのは実物にどれだけ似ているかのみを基準にするマニアにしてみれば面白くない事かもしれないですが余程嫌いな顔でもしていない限り(実際そういう実例も少ないながらあります。個人的な感触として・・・ですが)わずかでも個性を感じられるのは何となく嬉しい気分になります。
こんなところは「偉大なる凡庸」ならではの面白さですし、面目躍如たる部分ではないかと
それにしても流石は「偉大なる凡庸」、こんな風にしてこっそりと勢力が増えてゆくのですね(汗)
光山鉄道管理局
HPです。少し更新しました(汗)

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この記事へのコメント
この香港版PFは生産が一度だったし、当のtomixが国産版をすぐ出してしまったからかそうそうお目にかからない模型機関車ですね。……そう思っていたらひょんなことで落札できてしまい、tomix初代25形客車も調達しました。
台車だけの分解メンテは比較的楽ですが、車輪が真っ黒で動力ユニット内部もチェックすべきと判断。しかしながらどうするか途方に暮れました。幸いながら分解方法をネットで見かけたのですが………恐々と屋根板をマイナスの精密ドライバー抉りと云う度胸一髪でした。orz
6箇所ある爪の位置を考え中央を先に外せるも、残る両端のうち公式側の2箇所を折ってしまいました。まあ再組み立てでは浮き上がらずに済みましたが……。
屋根板を外すとネジ2本でダイキャストに車体が固定され、別のネジで前灯基盤が更に固定され、ようやくユニット内部が見えます。香港版ED電機みたいなダイキャスト一体成形のユニット下部が見えました。安心のマブチモーターですが丸洗いするとブラシ摩耗粉がかなり溜まってます。
正直なところ国産化以降の機関車各種と比べ分解メンテしにくい構造ですが、台車だけならまだやりやすいので当分は大丈夫だろうと願いたいところです。
10年以上前の記事にコメント頂けるとは嬉しいです。
仰るようにナインスケールとTOMIXとでは動力の構造がまるで違うので初めて触れると面食らうところもありますね。
特にナインスケールはマイクロ同様かそれ以上にダイカストの変形が激しい個体があり、微妙な変形でも見逃すと意外なトラブルに発展する可能性もありますね。