万世橋に交通博物館があった頃(笑)

 先日、神田万世橋に「マーチエキュート」なる新商業施設がオープンしたとの由。
 工事中の風景は何度か見ていますが、秋葉の隣接地らしからぬ垢抜け(過ぎる?)した雰囲気の場所になりそうです。
 次の秋葉行きの折には一度位覗く事になるでしょう(笑)

 ・・・中年のおっさんが行くには辛そうな気もしますが。

 さて、万世橋駅の跡地というと私の世代だとやはり「交通博物館」が思い出されます。
 今回はその辺の思い出なんかも交えて。

 昨日古本屋で見つけた「交通博物館のすべて」
 マーチエキュート開業の直後にこれを見つけるとは何というタイムリーさ(爆)

 さっそく読み返してみると写真の一枚一枚が懐かしい。

 私が交通博物館に初めて行ったのは昭和50年の夏でした。

 写真は当時のガイドブックですが映画のパンフレット並みの薄さでありながら40年近く経った今も私の宝物のひとつです。
 あの頃も私のお目当ては「鉄道模型パノラマ」
 普通の休日だったら親子連れの群れに囲まれてろくに見る事の叶わない(事実、これ以後に出かけてもゆったり座って観られる事はありませんでした)のですがあの時は「平日のはとバスツアー」の一環だったので実に悠々と眺められたのが思いだされます。
 係のナレーションに合わせて運行される列車たち。更に夜になると照明が徐々に落とされ、夜景の中を夜行列車の走る様が幼な心にも幻想的でした。

 このコンセプトは後の鉄道博物館や原鉄道模型博物館などのレイアウトで形をアレンジしつつ引き継がれています。

 もちろん、システムとしての鉄道を説明するための施設面のジオラマや実演コーナーなども興味の的でした。

 最後に売店でお土産を選んだ時です。
 ここまできたら何かレイアウトの本が欲しい。でも何が良いのかわからない。
 なにしろそれまでレイアウトの本と言えば昭和39年の「模型と工作」位しか知りませんでしたからレジの裏に並ぶTMSの別冊シリーズなどはどれが良いものやらまるで見当がつきません。

 「レイアウト~」というタイトルの何冊かの表紙を眺めていてひときわ目立つ黄色い表紙の本。
 あの時の私は「一番目立つ表紙の本」を選ぶくらいしか選択の余地はありませんでした。
 それが「レイアウトモデリング」との出会いでした。 
 初めての交通博物館としてはこれはこれで強烈な思い出でした。

 (この項・近日中に続きを上げます)

光山鉄道管理局
 HPです。

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