学研の485系のおもいで(笑)


 今月のヴィンテージ(爆)
 学研の485系です。先日埼玉のとある中古ショップで見つけました。

 今でこそKATO TOMIX マイクロと三社三つ巴でバリエーションがリリースされまくっている485系電車ですが初のモデル化は学研でした。1978年初頭の事です。

 ですが出た当時から評判はあまりよろしくなく消えるのも早かったモデルでもありました。
 値段はKATOよりも割高だったのに造形が大雑把で、走行性の評判も悪かったモデルだったので無理もなかったと思います。

 何しろ実車が人気車だったにもかかわらず、当時の専門誌の製品紹介で「華やかな特急車両であれば何でもいいという人に向く」といった意味のとても含蓄のある表現(笑)がされていたくらいですから。
 (後に同じ雑誌の随筆に「小学生のユーザーにも『あれは走らない』と言われるモデルがある現実」という表現がありましたが、当時の読者だった私も「ひょっとしたら学研の485系か」と直感できたほどです)
 後に出された「鉄道模型考古学・N」やその続刊でもそうした評価は同じで「店頭ですでに走らないモデルがあった」とか「JNRマークは黄色く変色しやすい」「ドア部にひび割れが出やすい」と散々です。

 今回、動力車込みの4連が2000円ちょっとの値段で出ていたので上記の問題から少し躊躇しましたがつい手を出してしまいました。
 実は私の手持ちの485系にはサシがなく、ここらで1両欲しかったのが第一の要因。第二に動力がトリックスモーターの仕様だった事です。
 学研の動力車は以前583系の動力をレストアした事がありその構造が大体わかっていたので、あわよくば復活できるだろうとの虫のいい期待も持っていました。

 ・・・この時点で既に「走らない」と決めてかかっていたのが何ともです。

 帰宅後、物を確認。
 線路上で通電した時モハが「ぶるぶる震えだした」のを見た時「ああ、やっぱりな」と思ったのはモデルの評判を知る者からすれば当然の反応でしょう(笑)

 ところが震えだしたのは最初の数秒。その直後から古いKATO動力並みのスムーズさで走り出したのには驚きました。
 正直、以前の583系よりもスムーズなくらいです。
 改めて見直してみるとクハ481、サシ481もこれといったダメージが見つかりません。
 確かに前面の塗り分けが少し雑なところもあるのですがメッキシールのJNRマークも劣化なくそのままですし、動力車のギア部もクリーンな状態です。

 言ってみれば「クリーム」なモデルだった様で意外な拾いモノとなりました。
 当初の私の目論見ではサシはKATOの485に組み合させ、北海道仕様のクハは手を加えて先日東北本線で復活運転した485系の仕様を再現する積りでした。
 何しろモハに至ってはかつてのモハネ583みたいに「もし走ったらオリジナルの車体をかぶせてクモヤにしてやろうか」と思っていたくらいですから。

 ですが予想外にクリームな状態を見ると勿体なくなってしまいました。
 むしろ逆にトレーラーのモハを都合して編成化しようか等と思える始末で。
 全く嬉しい悲鳴ではあります。

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 相変わらず偏った内容ですがこれからもよろしくお願いします。

光山鉄道管理局
 HPです。

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