今月の入線車・ED72に思うこと

 今回の入線車は完全な衝動的琴線買いといえるものです。

 ものはマイクロのED72-1号機。
 活躍の場が九州地区で私自身の生活圏にも関わりなければ実車を見た事すらありません。
 ところが店頭でこれを見ているうちに何か妙な気になりつい手を出してしまいました。
 一応新車ですが店頭でかなり長い事並んでいた様です。


 帰宅して実際に線路に載せるまで一体何が私を引き寄せたのか自分でもよくわかりませんでした。
 ですが、線路上をするすると発進するこのロコを見ているうちに何か納得してきました。

 横から見るとかなりの角度でキャブ下が盛り上がっている前面(このフェイスは後にED73に引き継がれます)
 おでこの中央部には2連ひと組のヘッドライト。
 EF60によく似た窓とルーバーの配列、それでいて車体色は交流機特有の赤。
 ED75やEF70よりも長く、それでいてED76やEF71よりも軽快さを感じさせる体躯。


 何の事はない、デザイン的に私の好きな要素の大半がこの一機に詰まっていたのです。
 つまり純粋にロコのデザインに惹かれて手を出してしまったという事の様です(「様です」というのも妙な言い方ですが)


 これだけ好みのデザイン要素を備えていながらこれまでこのロコに気付かなかったのは不思議な気がしますが、ED72の中でも特異な形態をした試作機である事、上述の様に活躍の場が九州で実車を眼にする機会がなかったことが大いに関係していそうです。
 いわゆる「偉大なる凡庸」の対極にある機関車とも言えます(ED92とかC52とかもそうかもしれません)
 この調子だと他の試作機にもひょっとしたら私の知らない「好みのロコ」というのが存在しているのかもしれません。

 そう思うとわくわくもする反面、少し怖い気もします。
光山鉄道管理局
 HPです。

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