TOMIXのシステムパワーユニットのはなし

 今回は電気製品のはなしです。もっとも、鉄道模型自体がそもそも電気製品なのですが(笑)

 先日入手したTOMIXの「システムパワーユニット」
 これを知っているファンはおそらく30代以上でしょうか。

 オーディオコンポーネンツでは一般的なプリメインアンプよりも電源部(パワーアンプ)と操作部(プリアンプ)を別筐体にするのが高音質の高級品という事になっています。
 (実際の効果のほどは知りませんが)
 これと同じことを鉄道模型のパワーパックでやったのがTOMIXのシステムコントロールユニットと呼ばれる一連の製品でした。
 電源部は何と出力2A。比較的大出力とされる202CLですら1.2Aですからいかに大出力かわかります。

 何しろあまりに大出力過ぎてNゲージではオーバースペック。どうかするとモーターが焼付いたり熱でプラ車体が溶けだすなどの逸話もあったようでこのユニット自体ごく短期間で販売終了となったらしいとのこと。

 操作部は当時のTOMIXのパワーユニットの文法に法り中央部が停止点。左右に回すことで前後進をも切り替えるタイプです。
 ですからユニットにはでかいボリュームが一つついているだけ。操作感も全くステレオアンプのそれです。
 実際見た目には、パワーパックというよりもステレオのアンプにしか見えません。

 この製品がリリースされた時期は世間はバブルに浮かれまくっていた時期だったと思いますが、何も鉄道模型をステレオコンポにせずともという気にはなります。
 ある意味「不必要な高級感」みたいなものも感じました。

 ですから、先日これを入手した時には「これ、どないすんねん」という気分だったのですが(笑)
 よく考えてみたらNゲージではオーバースペックですが「16番やHOならちょうどいいのではないか」と思いつきました。

 接続方法が現行のコネクターと違いますが、これなどは予備のケーブルとカッター1丁あれば事足ります。

 早速KATOのユニトラックに接続。手持ちのHOを試走させてみましたが結構するすると走りました。
 ただ、電流の関係か低速域が狭く、ボリューム(笑)を少し回すといきなり高速になりますが。

 とはいえ、全般に古い16番モデルなどでは起動電流を大きく出来るのでその点では助かりそうです。

 光山鉄道管理局
 HPです。27日「思い出の書籍」の「カタログ」を追加しました。

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