鉄道模型の趣味と攻撃性をかんがえる(汗)
少し酒が入るとこういうどうでも良い事を考える事がありますが今回は酔っぱらいの戯言という事でご勘弁願います。
「鉄道模型」の趣味の特殊性について以前、クルマや飛行機と比較して1次元の論旨から語った事があります。
今回はそれとは少し違った切り口から。
以前から疑問に感じてきた事ですが、鉄道模型の趣味を持っている人で「ほかの趣味のない人」なんてのが存在するのだろうかと思っています。
すべてとは言いませんが大概の人は他にも何かしら趣味を持っていそうな感じがします。
趣味、あるいは楽しみ事には「育成系」「戦闘・攻撃系」の二通りの分け方があると思います。
後者で言うなら人の内面にある攻撃性を発散させる効果が期待できます。これは単なる「ストレス解消」とは異なり攻撃、破壊衝動の発散が目的ですからどうしても荒事臭くなる。
競技系スポーツの大半、格闘系スポーツのすべてがこれに該当しますし、ゲームやシューティングもそうでしょう。
また自分が攻撃性を持たなくとも「攻撃性のあるものへの憧れを形にする」という形での発散もあると思います。
例えば暴力的な小説や漫画を読むとか、書くとかというのもそれに当たりますが、もっと手近な所では「武器、兵器の模型を集める、作る」「スポーツ系のメカを作る」というのも入ると思います。
ですからガンプラやミニ四駆、カードデッキの類もある意味「攻撃性の発散」の要素がある訳です。
極端な話、釣りや狩猟、ゴルフやビリヤードだって「攻撃性の発散」と言えるわけです。
飛行機で言うなら戦闘機、車で言うならスポーツカーもそうでしょう。
もっと広義に言うなら「既存の権威に対する反抗的創造」という意味合いを込めるならバンド活動、創作活動なんかもこれに含まれるといえそうです。
さて、そうした前提で考えた場合「鉄道、鉄道模型に攻撃性の発散の要素があるか」という疑問が出てきます。
元々、鉄道というシステム自体が攻撃性を否定された交通機関(それ故に戦争や災害に対して最も脆弱な反面、いったん構築された社会システムの中では最大の効率を発揮する)なのでそれを趣味の対象とすること自体「攻撃性の発散」よりも「独自の世界の構築」という意味合いが強くなります。
これが鉄道趣味をして他の乗り物系趣味と異質な部分といえる所ではないかと思えます。
言い換えれば鉄道・鉄道模型の趣味自体が本質的に「攻撃性の発散には向かない趣味」と言えます。既に存在する実物に似せる事に汲々とする点ではむしろ「写経」に近いのではないかと思います。
この辺り「自分が威張り散らす、あるいは欲しいアイテムをそろえるためになりふり構わなくなる」形で攻撃性を発散すると最近話題の「鉄のマナー問題」につながる気がしますが。
ですが「攻撃性が発散できないから悪い」という訳では決してありません。「独自の世界を構築する、深化させる」というプロセスは非常に創造的、母性的な物です。
特に男性の場合子宮を持たない=出産できない事への代償行為としての創造活動はとても重要な物であり、先述した「攻撃的な趣味の持ち主」であってもこうした「創造的な趣味か嗜好、あるいは仕事」を必ず持っている事と思うのです。
いわばこの二つの要素は表裏一体のもので「どちらかの要素しかない」というのは少ない気がします。
これは鉄道に限らずいわゆる「コレクション系」の趣味の大半がそれに該当すると思いますが何かを溜め込む趣味の場合どこかでそれを発散させる機会がないと窒息してしまうという特徴があります。
だからという訳ではないのですが、鉄道模型の趣味を持っている人は何らかの形で「攻撃性の発散を無意識にやっている」趣味か嗜好を別に持っているのではないかという仮説が出てくるわけです。
実際私がこれまでに交流を持った方とか、あるいはブログやSNSで話題になった方の趣味の話を聞くとかなりの確率でその種の趣味を別に持っている方が多いのに気づきます。
ガンプラ、戦闘機の趣味とか、野球やバンド活動とか、戦争ものの小説を書いたりとか。
ことによると仕事や日常生活が「攻撃的」な要素の多い物だったりするのではないでしょうか。
その意味では、むしろ鉄道一筋だけでやっている人の方が少数派なのではないかと思える(そしてそういう人は大概の場合「トリビア的知識のコレクター」であることが多く妙に尊大な態度をとりたがる傾向があるようです。つまりそういう態度をとる事で攻撃性を発散しているのではないかと)
私から見ると前者のタイプの方が趣味としては健全な感じがします。
さて、偉そうなことを書きましたが、私自身はどうか?
多分に幼稚な話ですが「怪獣、特撮好き、アクションドラマ、カースタント好き」というあたりに攻撃性発散の要素があるのではないかと(恥)
まあ、ある意味幼稚には違いないのですがそれでもそこそこ発散にはなっているとは思います。
(写真は本題とは関係ありません)
光山鉄道管理局
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「鉄道模型」の趣味の特殊性について以前、クルマや飛行機と比較して1次元の論旨から語った事があります。
今回はそれとは少し違った切り口から。
以前から疑問に感じてきた事ですが、鉄道模型の趣味を持っている人で「ほかの趣味のない人」なんてのが存在するのだろうかと思っています。
すべてとは言いませんが大概の人は他にも何かしら趣味を持っていそうな感じがします。
趣味、あるいは楽しみ事には「育成系」「戦闘・攻撃系」の二通りの分け方があると思います。
後者で言うなら人の内面にある攻撃性を発散させる効果が期待できます。これは単なる「ストレス解消」とは異なり攻撃、破壊衝動の発散が目的ですからどうしても荒事臭くなる。
競技系スポーツの大半、格闘系スポーツのすべてがこれに該当しますし、ゲームやシューティングもそうでしょう。
また自分が攻撃性を持たなくとも「攻撃性のあるものへの憧れを形にする」という形での発散もあると思います。
例えば暴力的な小説や漫画を読むとか、書くとかというのもそれに当たりますが、もっと手近な所では「武器、兵器の模型を集める、作る」「スポーツ系のメカを作る」というのも入ると思います。
ですからガンプラやミニ四駆、カードデッキの類もある意味「攻撃性の発散」の要素がある訳です。
極端な話、釣りや狩猟、ゴルフやビリヤードだって「攻撃性の発散」と言えるわけです。
飛行機で言うなら戦闘機、車で言うならスポーツカーもそうでしょう。
もっと広義に言うなら「既存の権威に対する反抗的創造」という意味合いを込めるならバンド活動、創作活動なんかもこれに含まれるといえそうです。
さて、そうした前提で考えた場合「鉄道、鉄道模型に攻撃性の発散の要素があるか」という疑問が出てきます。
元々、鉄道というシステム自体が攻撃性を否定された交通機関(それ故に戦争や災害に対して最も脆弱な反面、いったん構築された社会システムの中では最大の効率を発揮する)なのでそれを趣味の対象とすること自体「攻撃性の発散」よりも「独自の世界の構築」という意味合いが強くなります。
これが鉄道趣味をして他の乗り物系趣味と異質な部分といえる所ではないかと思えます。
言い換えれば鉄道・鉄道模型の趣味自体が本質的に「攻撃性の発散には向かない趣味」と言えます。既に存在する実物に似せる事に汲々とする点ではむしろ「写経」に近いのではないかと思います。
この辺り「自分が威張り散らす、あるいは欲しいアイテムをそろえるためになりふり構わなくなる」形で攻撃性を発散すると最近話題の「鉄のマナー問題」につながる気がしますが。
ですが「攻撃性が発散できないから悪い」という訳では決してありません。「独自の世界を構築する、深化させる」というプロセスは非常に創造的、母性的な物です。
特に男性の場合子宮を持たない=出産できない事への代償行為としての創造活動はとても重要な物であり、先述した「攻撃的な趣味の持ち主」であってもこうした「創造的な趣味か嗜好、あるいは仕事」を必ず持っている事と思うのです。
いわばこの二つの要素は表裏一体のもので「どちらかの要素しかない」というのは少ない気がします。
これは鉄道に限らずいわゆる「コレクション系」の趣味の大半がそれに該当すると思いますが何かを溜め込む趣味の場合どこかでそれを発散させる機会がないと窒息してしまうという特徴があります。
だからという訳ではないのですが、鉄道模型の趣味を持っている人は何らかの形で「攻撃性の発散を無意識にやっている」趣味か嗜好を別に持っているのではないかという仮説が出てくるわけです。
実際私がこれまでに交流を持った方とか、あるいはブログやSNSで話題になった方の趣味の話を聞くとかなりの確率でその種の趣味を別に持っている方が多いのに気づきます。
ガンプラ、戦闘機の趣味とか、野球やバンド活動とか、戦争ものの小説を書いたりとか。
ことによると仕事や日常生活が「攻撃的」な要素の多い物だったりするのではないでしょうか。
その意味では、むしろ鉄道一筋だけでやっている人の方が少数派なのではないかと思える(そしてそういう人は大概の場合「トリビア的知識のコレクター」であることが多く妙に尊大な態度をとりたがる傾向があるようです。つまりそういう態度をとる事で攻撃性を発散しているのではないかと)
私から見ると前者のタイプの方が趣味としては健全な感じがします。
さて、偉そうなことを書きましたが、私自身はどうか?
多分に幼稚な話ですが「怪獣、特撮好き、アクションドラマ、カースタント好き」というあたりに攻撃性発散の要素があるのではないかと(恥)
まあ、ある意味幼稚には違いないのですがそれでもそこそこ発散にはなっているとは思います。
(写真は本題とは関係ありません)
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この記事へのコメント
まぁストレス発散は攻撃的な発想も一部ありますし
動物的本能の面からすれば間違ってはいないとは思いますが
基本的には本気で熱く考えてる人は殆ど居ないんじゃないのかと。
こと鉄道模型に関しては自己満足と見せびらかし
症候群があるくらいで,後は馴れ合いで成り立ってる
世界だと個人的には感じています。そういう意味では
普通の人他なら,そこまでの美学は存在しないのでしょうね。
コメントありがとうございます。
今回の話はあくまでふと思いついた事の羅列みたいなものですから強い根拠があるという訳でもありません。
もっとも、仰るような「本気で熱く考えている人」も昔はそれなりに居た様な気もしますし、今でも極々たまに見かける事もあるので、その辺りが今回の考察の着想になったというのはありますね(笑)
意識的に攻撃性をコントロールできるスポーツなどと異なり、趣味活動を含めた生活の中の攻撃性は本人も意識しないうちに出てしまう事が往々にしてあったりするのでその意味では自分も気を付けたいと思っています。