レイアウトの「街並み創生」に思うこと

 今回はレイアウトの町並み創生についてふと思った事から。

 これまでレイアウトやモジュールなどでいくつか街並みを作っていますが元々都市風レイアウトへの興味が強かったので作り飽きることなくここまで続いています(出来の良し悪しは置いておいて)
 昔はレイアウトに配置する様な一般建造物と言えばGMから数種類、TOMIXから10種前後位しかなく無改造で配置でもしようものなら「同じ駅舎に同じ駅前風景」という製作者の個性もへったくれもないクローンが現出する事必至でした。
 現にこれらのストラクチャーが普及した80年代初頭のレイアウトのコンテストではこの手の「クローン風景」のオンパレードで読むほうも食傷気味だった記憶があります。
 むしろ外国製品か自作が主体だった70年代の方がかなり個性的な街並みを形成していたと思います。
 不思議な事に「日本メーカーと外国メーカーの建物をチャンポンさせたオムニバス風景」のレイアウトはあの時期殆ど無かったと記憶します。

 それに比べると今は有難いと思います。
 レイアウトに使える建物類もジオコレを筆頭にジオタウン、みにちゅあーと、アオシマが加わりかなりのバリエーション展開が望めるようになりましたし、階段類や塀などの自作、改造葉に対応したアイテムも徐々にではありますが増えて来ました。
 極端な話、予算さえ許せばかなり町並み創生の自由度は上がってきているとは言えます。

 (実は中古やジャンクのストラクチャーは車両モデルに比べてかなり安価で売られる事が多いので改造派にとっても有難い事ではあります)
 ただ、自由度が上がってくるという事はそれだけオーナーのセンスと知恵(場合によっては頓知)が試される要素も大きいと思います。

 それと対極の考えとして既成品をよしとせずあくまでも全てを自作に拘るという考えや作品も増えて来ました。
 これとても市販品のバリエーションの激増に対するアンチテーゼという側面がかなり感じられるのでこれも又市販品充実の御利益のひとつと言える様な気もしますが。

 私の場合はどちらの側でもないので(すべてを市販品や自作で賄えるほど腕も金もないですし)どうしてもそのふたつの中間的な位置に立ってしまうのですが「自分の中に特定のモチーフがあり、それを再現する為に市販品、改造品、自作を組み合わせてひとつの世界にしたい」という思いがあります。
 市販品を組み合わせた街並みをいくつか作ってみて気付いたのですがこれらの町並みがワンブランドで構成される事は殆どありません。
 
 自作品も含めると大抵の場合、5つ以上のブランドを組み合わせて街並みを作るケースが大半といえます。
 その自作品にしても「ここだけはどうしても市販品ではピンとこない」場合に作る事が多く、どちらかというと市販品に対する補完的な意味合いが多いです。

光山鉄道管理局
 HPです。

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