2013年を振り返る・5・今年の中古モデルから

 2013年は先述の様に随分と旧モデルの入線が多かった年でした。
 それだけにこれまで触れた事のなかったブランドの製品やモデルに触れる事が出来たのも大きな収穫のひとつと言えます。

 今回はそうしたモデルの中でとりわけ印象的だったものからいくつか。

 1中村精密のC55流線型
  これまで30年位中村精密のモデル自体を店頭で見た記憶自体がなかったのに今年はなぜこんなに出物があったのかと思います。
  旧モデルだけに走りに難のあるものも多かったのですがこのC55はブラスモデルのメリットがフルに感じられるもので傑作の部類に入ると思います。
  (実は今年入線した中村精密のモデルの中で一番ちゃんと走った事も好印象の一因だったりするのですがw)

 2ワールド工芸のAB10
  これを入手するまでワールド工芸とは私にとってまさに「雲上のブランド」でした。これはかなりの小型機ですがワールドらしい細密感と造形が魅力です。
  プラ成形だったらこれよりかなり貧弱な印象になったのではないかと思えますし。
  そしてこれがきっかけとなったのかこれ以後ジャンク品を中心にワールドのモデルがいくつか入線する事になります。

 3KATOのEF70
  先述のとおり2013年のヴィンテージ旋風の幕を切って落としたモデルです。
  とか言っておいて屋根上パーツ全てが欠落し動力ユニットのウェイトは錆(?)だらけで800円でしたが。
  それなのに今でも十分に走れる性能が保たれていた事に驚かされると同時に「これを復活させてやろう」という意欲がわいてきたのも事実です。
  実際これ以降入線したジャンク車はどこかしら欠落のある様な物が多かったのですが手を加えて復活させてやると結構愛着がわいてきて嬉しいものです。
  (出来不出来は別ですが)

 4しなのマイクロの営団5000系
  このブランドは以前にもいくつか入線していますが動力で本格的にフライホイールを内蔵させたという意味で面白いモデルでした。
  当時は余り評価されない走りでしたが最近の大容量高性能化したパワーパックのおかげかそこそこの走りが楽しめました。

 5KATOの京急800系
  KATOが初めてキット形式でリリースした私鉄電車という意味でエポックメイキングな存在ですが私個人は当時はあまり注目していませんでした。 
  ですが今回ジャンク車を手に取ってみるとGMやエンドウとは一線を画したモデルである事がよく伝わってきました。
  特に屋根上や床下の表現は今のレベルでも通用しそうなものです。

 6TOMIXのED70
  これは純粋に実車のノスタルジーで選んだモデル(とはいえパンタ交換などのレストアはしていますが)です。
  造形も成形色も正直玩具っぽさが先に立つのですがそれでも憎めないキャラクター性が感じられます。
  カツミの16番モデルも持っているのですがどちらもその朴訥さに大きな魅力を感じます。

 7GMの111系
  かつて発売された時には学生の身分だったので「高くて手が出なかったモデル」でした。
 これも純粋にノスタルジーというか昔の敵討みたいな感じもするのですが、試行錯誤状態の動力の構造や性能も含めて旧モデルらしい朴訥さと一生懸命さが感じられて見ていると不思議と元気になれます。

 リストアップして見ると新車より多くなってしまったのが何とも(汗)
光山鉄道管理局
 HPです。

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