暮れの入線車から・河合商会のB6

 今回は昨年最後の中古の拾いものから。


 今年最後のつもりで立ち寄った近所の中古ショップにありました。
 今は無き河合商会のB6.
 
 2272仕様との事です。
 河合のB6は以前に2257仕様を入線させた事があり手すり等のディテールアップでHOZANのピンセットが大活躍した思い出(笑)のある機種でもあります。

 HOZANが大活躍、と書いている事で想像の付く向きのある方も多いと思いますがこのB6、ディテールアップパーツが豊富に付属している物の、きれいに取り付けるのは結構難儀な代物でして接着剤のはみ出しなしに仕上げているB6のユーザーを私は心底尊敬します(汗)


 この2272もご多分にもれずところどころに接着剤のはみ出しが散見され店員さんも「汚いですが良いですか?」と訊き返してくる程でした。
 (これに限った事ではないですが鉄道模型の場合、量販リサイクルショップではこの手のディテールアップがされたモデルは出来不出来を問わず安くなる傾向があります)

 とはいえ前ユーザーの苦労の跡でもある訳ですし、私が同じ事をやって上手く仕上がる保証もない訳ですから(ゴム系接着剤のはみ出しは状況によっては糸ようじの軸で掻き取れる事が多い)これはこれで悪くはありません。


 所で手持ちのB6を2両並べてみると河合が如何にこのモデルに力を入れているかが感じ取れます。
 細部のパーツで仕様違いを演出する位ならともかく、ボイラー上のドームの配置も違えてあります。
 この他にも3,4種のボディバリエーションに加えてブラスボディの高級仕様までラインナップされていました。

 元々は旧ナインスケールのKSKタイプCタンクを再発売する筈だったのが諸般の事情で新設計のB6になった、という話を聞いた事がありますが今でも明治期の蒸気機関車製品自体が少ない現状を思うと依然として貴重な存在とも言えます。


 走行性ですが手持ちの2257といい勝負。スムーズではありませんががさつはがさつなりに悪くありません。
 ところで2257は140Rのミニカーブをクリアできなかったのですが今回の2272はやや危なっかしいながらもエンドレスを周回できました。
 製品の個体差なのか、前ユーザーが何かやったのか、今の所は謎です。
光山鉄道管理局
 HPです。

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