鉄道模型の新車購入とブームに思うこと

今回は先日購入した「鉄子の旅」の鉄コレを買った際に感じた事から。
実はこのカラーリングの車両を買うのは今回が初めてではありません。
2年ほど前に同じカラーリングの1002形の鉄コレを買った事があります。
その時点でも定価の半額。
新発売されてから3年ほど経っていましたがそれでも以前は話題になっていたモデルだったと思います。

今回のBOXを買った事で同じカラーリングの形式違いが2両揃った事になり、レイアウトで使うには都合のいい感じにはなりました。
とはいえ、この並びを観ていて一種の無常感を感じたのも確かです。
昨年話題になったあるドラマに関連した車両のモデルがありますが、新品を扱う模型店では殆ど払底しており首都圏や私の故郷の中古ショップなどでは新品より割高、どうかすると二倍近いプレミアが付いた価格で並んでいたりします。
その車両自体は今の私には興味のない物なので手は出していないのですが値札を見るにつけその異様な値付けに考え込んでしまいます。


(現に昨年体験しましたが別な特別仕様車が中古ショップで定価の二倍だったのが同じ街の模型店では定価で普通に買える事を知り驚かされたりしたのですが)
ですが例えば3年後にはそれらのモデルは今回のBOXの様に中古ショップで半額以下で山積みになっていそうな気も又します。

個人的にはこの種の商品はいわゆる流行り物の一種であり、話題になっているうちは非常な高価格でも一旦旬を過ぎるとその価値が急速に暴落しがちなものと認識しています。
どんな趣味でもそうですがそのジャンルの中にも「流行」というものが存在し、それによってその趣味の世界が活性化する事が往々にしてあります。
その意義自体は認めますし、それによって間接的に関係のないユーザーにも御利益がある事実も否定しません。
ですが、それでも一種のむなしさを感じるのも確かです。

まあ、それも前向きにとらえるならば今回の様に旬の過ぎたかつての流行り物を後になって安価に入手するのはある程度キャリアを積んでいるファンの一種の特権みたいなものとも言えない事もありません。
むしろそうする事で「かつてそういうブームがあった事」を再認識し、無暗に否定的にならずに積極的にその意義を考えるのも「昔からのファン」ならではの楽しみではないでしょうか。
屁理屈ながらふとそういう事を思ったりもします。
光山鉄道管理局
HPです。

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