しなのマイクロの103系1200番台

 昨年の年越し運転の主役のひとつのはなしから。

 今回紹介するのはしなのマイクロ製103系1200番台。地下鉄乗り入れ用に貫通扉の付いたタイプです。
 103系と言うとKATOをはじめ各社からモデル化されていますがブラスボディの完成品と言うとおそらくこれ位しかないのではないでしょうか。
 実を言いますとこれは久しぶりに奥で競り落としたアイテムだったりします。

 奥なんかをチェックするとこの機種は極端に高いか極端に安いかのどちらかしかなく(同じブラスモデルでもエンドウなんかは基本的に高値安定で、最初どんなに安くても制限時間の最後の方になると手が出ない値段になる事が非常に多いのですが)良い出物があれば欲しいとかねて思っていたものです。
 値段を考えるとどこかしら問題のありそうな個体かとも思ったのですが、コンディションは意外に良く結構な拾い物でした。

 このモデルの魅力は何と言ってもブラスゆえにクリーンに抜かれている窓周りの造形に尽きます。
 窓がはめ込み式になっていてもプラ製のボディではこのクリーンさはなかなか出せません。

 とはいえそれ以外のディテーリングはプラの様な細密感はありませんし、新品で出ていた当時は結構な高価格でしたからなかなか売れなかったのではないかと思われます。
 大体、私の故郷のショップでは実物自体見た事がありません。
 この辺りも欲しかった理由のひとつですが、昨年に同じメーカーの157系を入線させてその造形の魅力にかなり好感を持った事も大きかったと思います。
 ディテーリングよりも全体の印象で選ぶというのであれば80年代頃のブラスモデルの質感はなかなか捨てがたいと思います。

 肝心の走行性ですが、フライホイール装着の動力はなかなかスムーズで前の営団5000系同様に走りが楽しめました。
 専門誌などでは余りスムーズではないと書かれていたのですが、あの頃に比べて比べてパワーパックの性能が向上し電源がパワーアップている事も貢献している気がします。

 貫通扉(とはいえ分割併結用ではなく地下鉄乗り入れに際して追加された非常扉ですが)の付いた103系というのは個人的にはノーマルの103系よりも好みだったりします。

光山鉄道管理局
 HPです。

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