レイアウトを持つことのはなし・2 ・運転会と自宅のレイアウトの運転の違いに思うこと

 今回は1月7日に上げた事の続きです。先日の運転会でふと思った事を含めて考えます。

 「自分のレイアウトとレンタルレイアウト、あるいは運転会で走らせる編成や車両が同じになるとは限らない」というのが前回の結論のひとつでしたが、
 では、レイアウトを所有する事で鉄道模型ライフ(笑)がそれまでと変わる事があるのだろうか?」という命題を考えてみます。

 運転会やレンタルレイアウトでは自分の好きな、あるいはご自慢の編成を持ち込んで走らせる頻度が高くなるという事が経験上から言えます。
 これは運転することそれ自体が一種の「お祭り」「イベント」的な要素が強いからで(列車の持ち込みの手間や設営の工程も含めて)どうしても肩に力が入った運転になりがちな気がします。
 もちろん渋めの鉄道バーなどで渋めの短編成をゆっくり走らせるというのも大いにアリですが生憎田舎ではそこまで期待できません(涙)

 運転会と私有のレイアウトの中間的な形態として「お座敷運転」というのもあります。
 これは自宅で行なわれる事が多い分私有のレイアウトに近いとはいえ、やはり設営の手間を考えるとどうしても「自宅のイベント」的な要素が強くなります。

 いずれにしても上記の様なイベント的な運転形態だとどうしても自慢とか目立つ事、あるいは観客の見たい編成といった要素が大きくなりそれが自分の本来求める嗜好とのずれを生じさせることもある気がします。
 逆に個人的に気に入ったものであっても「他よりみずぼらしいから恥ずかしくて運転できない」といった要素も出てくるかもしれません。
(実際運転会などでは3両以下の短編成でメインラインを走らせるのは許可を得ていても気が引けるものがあります。でも時々はやってしまいますがw)

 してみると
 レイアウトの私有のメリットのひとつであり重要な要素として
 「他人を気にせず自分の好きな編成を走らせられる」というのは確かにあると思います。
 実際今年になって思うのですが「ジャンク一歩手前の車両やレストア車」が増えてくると「見ようによってはごみにしか見えない」それらを嬉しそうにレンタルレイアウトに持ち込むのはかなり気が引ける所業ではあります(汗)

 これなどは自分の運転空間あって初めて思う存分に楽しめるお遊びではあります。
 この場合、規模は関係なく「いつでも運転できる場がある」というのが重要であり例えば20M級の6連であっても600×900のスペースでも「やろうと思えば走れる」というのが重要になってきます。
 先日開業の棚幡線などは最急曲線140RですがそこをクリアできるGMの155系とかKATOのEF70とかを平気で走らせました。
 これは多分に中古モデルの性能チェックという要素も大きいのですがカーブでは確かに相当に無様な曲がりっぷりになるもののそれでも「自分の風景の中を列車が走る」という素朴な嬉しさには勝てない気がします。
 (もっとも、そればかりがメインになっても困るのですが。「想定したシーナリィに対して一番似合う編成を走らせてこそ」レイアウトのメリットは100%引きだせる事をここで強く申し添えておきます)

 上記の話は極端な例ですが「レイアウトを持つ事で鉄道模型そのものを肩ひじ張らずに素朴に付き合える心構えができた」というのは私にとっても発見であり、レイアウトの御利益だったと思います。


 さて、退屈な話でしたのでおまけとして

 運転会の定点撮影です。
 メインラインで5列車の同時運転(体験運転コーナーを含む)が出来るだけに眺めているだけで結構癒されます。
 こんなのは自宅のレイアウトではまずできません。これこそ運転会やレンタルレイアウトのメリットではあります。
光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2014年01月23日 22:34
私の地方にはレンタルレイアウトと言うスポットが無いため、プチ運転会は地元模型店のレイアウトをお借りしてになります。
自宅との違いはもちろん線路が長くって、思いっきり走らせられることですが、それよりも自宅だと車両を次々出してしまい、後で気が付くと、床いっぱいに散らかった車両ケースに驚かされて大汗状態になりますが、仲間と楽しんだ後の片づけは、色んなお話をしながら出来るので、楽しい時間に感じるところが大きな違いですね。
2014年01月24日 23:39
>hidakamiさん

 私の所も模型店のレンタルレイアウトがふたつあるのみです(模型店自体がその二軒しかない)

 仰る通り路線長の長さはレンタルレイアウトの最大の魅力ですね。ただ、場所が少ないだけに順番待ちになる事が多いのが難点と言えば言えます(汗)

 仲間同士の運転会だと片付けが苦痛にならないのも運転会のメリットのひとつですね。

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