今月の一冊・その2「鉄道模型カタログ」

 前回に引き続いて故郷の押し入れから引っ張り出してきた一冊から。

 ワールドフォトプレスの「鉄道模型カタログ」
 前述の「世界の鉄道模型」とほぼ同時期に出ていたもので今でもポポンデッタ辺りの古本コーナーで(以下略w)

 

 本書の白眉(というか最大の特徴)は「カタログ」の名の通りあの時点で売られていた鉄道模型のモデルを東西問わずオールカラーで掲載していた事です。
 「東西」という位ですから半分以上がアメリカ型や欧州型、それもHO・N・Zと網羅しているのですからそのスケールたるや只者ではありません。
 このボリュームには今でも圧倒されますし見ていて楽しいところでもあります。

 と、言いますか余りにボリュームがあり過ぎて読む側が消化不良になる様な所もあって先述の「世界の~」と同様中断前にあまり読まなかった一冊でもありました(汗)
 何より本書に掲載の海外モデルの殆どが私の故郷ではまず入手できず、それどころか実物を見るのもままならない様なものばかりだったのもその一因だったりします。

 ところがあれから30年以上経過して中古モデルを中心に外国形が少しづつ増えて来た事で本書の実用書としての一面ががぜんクローズアップされてきました。
 何しろ先日買ったリリプットの38型テンダー機の写真とイラストもしっかり掲載されていますし(笑)

 日本形でも80年初頭の時点で入手できたほぼ全てのモデルがカラーで掲載されています。
 ですから例えば「金属モデル時代のしなのマイクロ」とか「GAKKEN-N」とかもカラーで載っている訳です。
 写真の物量の点に限れば恐らく本書に匹敵する本と言えば先日カラー版が復刻された「鉄道模型考古学」位ではないかと(笑)

 そんな訳で今回の帰省で実家から本書を持ち帰ったのも当然と言えば当然と言えます(爆)
 なお、本書では水野良太郎氏のレイアウト関連の随筆も掲載されておりこちらも読みごたえのある内容でした。

光山鉄道管理局
 HPです。29日・気動車の項更新しました。

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