マイクロのC59-127・重油専燃機
2月の豪雪時の新規入線したロコのはなしです。
前回のはDE11でしたが今回のもこれまたマイクロです。

C59127号機。いわゆる「重油専燃機」です。
一般に蒸気機関車と言うと石炭を燃やして蒸気を発生させるのが常ですが、要するに蒸気さえ発生できれば熱源は何でもいい訳で模型の世界ではライター用のブタンガスや電気ヒーターを使ったライブスチームも存在します(その意味では原子力発電なども広義の蒸気機関と言えば言えます。相当に物騒な熱源ですが)
実車の世界では試験的にC59で重油を燃やして走らせた事がありその時の仕様のモデル化と言う事になります。

ですのでモデルとしてのこのロコの外見上の特徴もテンダーに集中する訳です。
横から見ると「手すりの付いたテンダー」程度にしか見えませんが上から見るとおよそ炭水車らしくない「燃料タンク」がこの機関車の特殊性を主張します。
Nゲージのモケイである以上、機構上どんな特殊なプロトタイプであっても実際には電気で走っているのでその意味では「普通の機関車」以上の物は求められませんがそれでもレイアウト上を走る姿にはそれなりにいつもと違うスペシャル感があるのも確かです。
マイクロらしい「背高、腰高、キャブ高」の三高プロポーションは健在で(笑)違和感もそれなりにあるのですが走りはスムーズな方なので飾りっぱなしにするならともかく、運転する分にはそれほど気になりません。

ところでこのC59、マイクロのカタログを見ると結構いろいろな仕様がモデル化されていて驚かされます。
デフに特徴があったりする程度なら他でもあるでしょうが、茶色や緑色の試験塗装機までもがモデル化されており派生機のC60も入れればそのバリの広さは同じマイクロの9600並みです。
元々実車がC53の後継機として登場しそれなりに華やかな時期も長かった機種の割には他社が余り乗り出さないのが不思議な気もします。
これもKATOが以前カタログで予告だけしていた記憶があるのですが一体どうなったのやら。
光山鉄道管理局
HPです。

にほんブログ村

にほんブログ村
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
前回のはDE11でしたが今回のもこれまたマイクロです。

C59127号機。いわゆる「重油専燃機」です。
一般に蒸気機関車と言うと石炭を燃やして蒸気を発生させるのが常ですが、要するに蒸気さえ発生できれば熱源は何でもいい訳で模型の世界ではライター用のブタンガスや電気ヒーターを使ったライブスチームも存在します(その意味では原子力発電なども広義の蒸気機関と言えば言えます。相当に物騒な熱源ですが)
実車の世界では試験的にC59で重油を燃やして走らせた事がありその時の仕様のモデル化と言う事になります。

ですのでモデルとしてのこのロコの外見上の特徴もテンダーに集中する訳です。
横から見ると「手すりの付いたテンダー」程度にしか見えませんが上から見るとおよそ炭水車らしくない「燃料タンク」がこの機関車の特殊性を主張します。
Nゲージのモケイである以上、機構上どんな特殊なプロトタイプであっても実際には電気で走っているのでその意味では「普通の機関車」以上の物は求められませんがそれでもレイアウト上を走る姿にはそれなりにいつもと違うスペシャル感があるのも確かです。
マイクロらしい「背高、腰高、キャブ高」の三高プロポーションは健在で(笑)違和感もそれなりにあるのですが走りはスムーズな方なので飾りっぱなしにするならともかく、運転する分にはそれほど気になりません。

ところでこのC59、マイクロのカタログを見ると結構いろいろな仕様がモデル化されていて驚かされます。
デフに特徴があったりする程度なら他でもあるでしょうが、茶色や緑色の試験塗装機までもがモデル化されており派生機のC60も入れればそのバリの広さは同じマイクロの9600並みです。
元々実車がC53の後継機として登場しそれなりに華やかな時期も長かった機種の割には他社が余り乗り出さないのが不思議な気もします。
これもKATOが以前カタログで予告だけしていた記憶があるのですが一体どうなったのやら。
光山鉄道管理局
HPです。

にほんブログ村

にほんブログ村
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
この記事へのコメント
地域のクラブでレイアウトモジュールを持ち寄っての運転会、モジュールの組み立て・運搬・設定・運転・撤収と大変でしょうが羨ましいです。
自宅の近くには運転会を行うクラブもありませんが、クラブに入ったとしたらモジュールの作成や運転会の準備等々個人で楽しむだけとは違った苦労もありそうですね。
でも楽しそう。
>モジュールの作成や運転会の準備等々個人で楽しむだけとは違った苦労~
仰るような点は実はクラブに入る際に私自身が最も不安を感じていた所でもあります。
実際、搬入や撤収などは体力を使う所もありますし、一般のギャラリーを相手にするケースも多いだけに独り善がりが許されにくい所もあります。
ですが、これまでやってきた範囲で言うなら上記の点を何倍も上回るメリットがありましたし、何より個人で楽しむだけでは得られない充実感も感じられました。
一番のメリットは「運転会があると未完成や積みプラをやらなくなる」「運転会で季節を感じるようになる」ことでしょうか(笑)
昭和45年に引退ですから、9600やD51などと比べると早すぎる引退ですね。
全機C60に改造して亜幹線に転用する案もあったそうですが、C55やC57で間に合う需要しかない路線に燃費の悪い超大型機関車を入れるのは非効率なので、最小限の改造に留めたと聞いたことがあります。
先の短い蒸気機関車に巨費を掛けてまで改造したくないという本音もあったのでは?
これはD52にも言えることですが、高性能ながら余りにも大きく重い為に早く引退せざるを得なかった悲運の機関車ですね。
マイクロのC59、私も以前は4両ほど持ってました。
C53とかC52なんかもそうですが特甲線用に使われていた機関車はどれもが短命ですね(最近だとEF200 も入るかもしれないですが)
C60やD62なんかはまだいい方だったのかもしれませんが、後々語られる機会が少なく保存機すら碌にないという点では似た様なものかもしれません。
それにしてもC59を出したのにKATOはいつになったらD52を出してくれるんでしょうか。
マイクロのC59はそのバリエーションの広さが面白いですね。重油専燃機はまだしも試験塗装の茶色や緑色の仕様は実物を店頭で見掛けてもどうにも手が出せませんでした。