先月の一冊から「国鉄風景の30年」

 この間もお話しましたが、先月の末頃閉店した近所のBookOffの処分セールでで何冊か鉄道関連の本を買う事ができました。
 とは言っても、正に閉店直前ぎりぎりのタイミングだったので量自体が少なかったですが。
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 今回はその中の一冊から

 「写真で比べる昭和と今・国鉄風景の30年(二村高史著・技報堂出版)」2008年初版です。

 タイトル通り定点で昭和30~50年代の駅や沿線、鉄道風景を現在の今と比較できる構成になっています。
 いわゆる鉄道本と言うよりは「あの角を曲がれば」に近い情景回顧本の一種と言えます。

 正直、私はこういうのに弱いです(笑)
 自分の子供の頃に普通に見られた光景を今になって改めて見せられ、現在の(まあ、大抵の場合、昔より機能的な分殺風景になっているのですが)風景との比較で並べられると時代の変化と自分の懐古趣味を強く感じさせられてしまいます。
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ホームや駅舎の構造、今は見ない混合貨物の列車とか等も懐かしいですが駅前風景なんかも(た一定以上の乗降客のある駅の場合は30年もすると駅前風景はガラッと変わります)涙腺を刺激されます。
 そういえばあの頃は駅前には必ず木造の駅前旅館があり、ホームに上がれば今よりもっと雑多で雑然としていた売店があったりしたものでした。が、毎日見慣れているとよほどのランドマークでもない限り少しづつ風景が変わっても余りそれとは意識されず、こういう本なんかで紹介されて初めて「ああ、こんなに変わったんだ」と驚かされるケースが殆どと思います。
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 物事が良かれ悪しかれ常に変化してゆくのは世の常でありそれ自体は避けられない宿命の様なものでしょうが失われた風景への憧憬(それは大抵自分の子供時代である事が大半と思います)と言う物も又歳を重ねるにつれて強まって行くものです。

 中には写真の当時と今とで建物そのものが変わっていない物もあるのですがそれでも現在の写真を見ると30年前とは空気、雰囲気が違う事を感じさせるものが殆どです。

 本書は元々が精密なデータの提示を目的とした本ではない様なので、直接的にレイアウト作りに役立つ部分は少ないかもしれません。
 が、写真の一葉一葉にこもっている活気ある情景からはミニシーン演出等で少なからずインスピレーションを与えてくれそうな気がします。

 個人的には非常に気に入った一冊でした。
光山鉄道管理局
 HPです。


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