考古学的Nゲージのはなし・童友社とナインスケール・二つのトムフ

 童友社のNスケール車両に関連してひとつ思い出話を。
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 このセットでは編成の後尾に付くのは真ん中に車掌室の付いた形態のトフが使われています。
 40年以上前に同じセットを組んだ当時ですらなかなか見ない形状の貨車でしたのでその印象は結構鮮烈でした。
DSCN9508.jpg
 ところでそれから数年後に本格的にNゲージを始めた時に模型店の店頭で当時出始めたばかりのトミーナインスケールの貨車を見ていてそれによく似た形状の貨車があるのを発見しました。
 形式はトムフ1。

 よく見たら他にもタム6000とかワム23000とか、トラ50000など、童友社のセットにあったのに酷似した形態の貨車もいくつか見つけて驚くと同時に懐かしくなった覚えがあります。

 さて、それらの貨車ですが後の車両増備の折に同じものを購入し、趣味の再開からこれまでの間にもいくつかは再度入線させています。
 ナインスケールの貨車の殆どは後にTOMIXになってからもしばらくは販売され続け、一部は後に今は亡き河合商会でも再版されています。
 河合の扱っていた貨車の一部は現在ポポンデッタでも出ているのは読者の皆様も御存じと思います。

 ですので今でもそれなりに入手は可能ではあります。

 そこで今回はナインスケール仕様のトムフと童友社のトフを比べてみました。
DSCN9507.jpg
 童友社の方が幾分車体が高めですが長さはほぼ同じ。主に足回りの造形が大雑把なのであっさりした印象でした。
 当時はもっと細密だった様な気がしたのですが(笑)
 
 その一方でプロポーションは双方よく似ており印象把握が同じだった様な印象がありました。
 ですから遠目ではそれほどナインスケールとの差はあまり感じません。
DSCN9514.jpg
 前にも触れたようにナインスケールの方が童友社のラインナップを参考に車種を決めていた可能性もあります。
 ナインスケールの方はさすがに鉄道模型と言った趣で細密度は上回りますし、車体表記もきちんと印刷されています(笑)

 それでもこのふたつ、並べてみない限り印象はそれほど変わりません。
 むしろナインスケールより先に出ている分童友社版も善戦している感じすらします。
光山鉄道管理局
 HPです。本日「思い出の書籍」のコーナー一部公開しました。


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