ふたつのED41に思うこと

 今回は中古モデルのはなしから。
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 ワールド工芸のED41.
 同形車のマイクロ仕様を昨年春に入線させたばかりですがワールドからも同型機が出ていたとは知りませんでした。

 しかも驚くべき事に中古価格がマイクロとほとんど同じ(因みに新車価格はマイクロの3倍です)
 私の中では(ワールド=精密だけど高価格)という先入観に近い刷り込みがあったので少なからず意外だったりします。
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 とはいえ入線させてみると今回のED41に関して言えばその造りには「値段相応」という印象も受けてしまいました。
 不満点は主に足回りです。
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 動力ユニットの都合からか台車のインナーフレームがカプラーボックスも含めて一個の「黒い箱」に見えてしまうこと、折角ロッド駆動の足回りを持ちながらロッドがシャンク軸と連動していないこと、床下機器が箱でなく「板」で表現されてしまっていることなど正直「ワールドにしてはちょっと」という感じです。
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 前面手すり類の細密感は無類ですが、それだけに足回りとのアンバランス感が気になります。
 後継機のED42もこのメーカーから出ていますが、それも同じユニットなのでしょうか。とするとマイクロのED42との差はそれほど大きくないことになり新車では若干割高感があると思います。

 但し、走行性はピカイチです。これも性能的に安定した汎用型動力ユニットを使ったためと思われますが確証はありません。
 少しきつい書き方になったかもしれませんが、要はそれだけ「高価だけれど完璧に近い仕上がり」というワールドのブランドイメージが私の中に浸透しているという事でもあります。

 実際AB10とか、クモルとかはかなり独創的な動力改修やユニット開発を実行していましたから、ED41にも同様の凝り具合を無意識に期待していた所もあったと思います。

 先に書いたように走りはしっかりしていますし、使える機関車であることは間違いないのでマイクロのとペアで(とはいえ色が違うのですが)活躍してもらうつもりです。
光山鉄道管理局
 HPです。先日「思い出の書籍」更新しました


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