ジャンク箱モデル関水103系のクーラーを補充する

 先日紹介した関水金属の103系の話の続きです。
DSCN9839.jpg
 前にも書きましたが、この103系真ん中辺りのグローブベンチレータが外されそこにGMの物らしいクーラーが乗っかっていました。
 とはいえ、全部がそうだったらよかったのですが中には数両くらいクーラーが外れて紛失するか何かしてベンチレータの台座だけが残っている寂しいモデルも結構ありました。
DSCN9838.jpg 
 今回の103系のレストアはまずこの部分のクーラーを補充する所からです。
 その集中式クーラーのパーツですが偶然と言うか近所のHARD ●FFの処分品の中にGMのパーツがあったのでそれを使う事にしました。
 定価が400円位の所300円ですから新品でもそう大きい出費ではないですがキットもトータルが主流の今、今でもこのパーツがあるのかどうか(?)

 早速空いた車両からクーラーをつけ直してゆきました。
 こうして編成の上ではほぼ全車が冷房装備となりましたが。
DSCN9840.jpg
 ここである事に気付かされます。
 前のユーザーが付けていたクーラーと今回リペアしたクーラー、形は同じですが造形がまるっきり違います。
 全13両の103系を見回すと今回追加した物と併せて都合3タイプの異なる造形のクーラーが視認できました。

 恐らく真ん中のファン周りがただの穴になっているのが最も古いバージョンと思われます。
 それとは別に穴の中にファンのプロペラらしき造形をしたものもありました。
 今回追加したバージョンでは同じ穴にメッシュ表現がしてあります。
DSCN9841.jpg
 リペアの過程でパーツの進化を一望できるとは思いませんでした(笑)
 Nゲージに限らず個人レベルで鉄道模型を走らせる時は大概上から眺める事が多いのですが、今回の103系や屋根上のバラエティも楽しめるというおまけが付きました。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2014年05月24日 22:19
動力もそうですが、クーラーでその時代の変化を体感できるのは面白いですね。

昔のモデルは実写には拘らず、その車両の雰囲気さえあれば満足できる時代でしたからファン形状までの表現はメーカーとしても眼中にはなかったものと思います。
もっともその当時はユーザーとしてもそこまで気にしていなかった事も事実ですけどね。
今は気持ち的にはそうも行かない思いになってしまいましたが・・・・。(汗)
光山市交通局
2014年05月25日 18:35
>hidakamiさん

 こういうのも古いモデルならではの面白さですね。

 「プロトタイプのある実車」としての差異や変遷とは別個にメーカーやユーザーの嗜好の変化や進化に伴う「模型そのものの変遷」が並行して楽しめるようになって来たという意味でNゲージのモデルも趣味として成熟しつつあるのかもしれないですね。

 そう言えばそろそろ日本型Nゲージが登場して50周年くらいになるはずです。