16番のDD13のはなし
先日の秋葉行きの収穫から
今回は久しぶりの16番モデルの話です。
最近秋葉等の中古ショップを覗くとKATOのDE10の出物によく当たります。
大体1万円前後の値段で入手できますから16番の機関車の中では相当にリーズナブルな部類でしょう。
又、機種的にも客貨両方に対応でき使いでのある機関車と言えます。
事実初めて16番をやろうという向きには個人的にかなりお勧めできる機種です。
・・・などと書いてきましたが、今回の入線車はDE10ではありません。
私個人的にはDE10でもまだ大袈裟な感じがしていてもう少し小型の機関車で良いのが欲しいというのが正直なところでした。
この辺は16番やHOといえども走らせて楽しみたいという意図が多分にあるのですが。
その意味で欲しかったのはDD13でした。
これにはもうひとつ、C58やC54などといった現役の国鉄型蒸気と並べても違和感が少ないというメリットもあります。
ですがこれまで中古といえどもDD13の出物と言うのは玉数が少ない上にちゃんとした物はそれなりに高価なのが玉にきずです。
そんな訳で秋葉等へ出向くたびにDD13を探し回るというのがここ2年位の日課になっておりました(笑)
そしてやっと先日見つけたのがこのモデルです。
1975年頃にリリースされたマイクロキャストの1次型DD13です。
これは16番機関車がまだまだブラス主体だった時期にコストダウンによる普及を目指して出された物です。
車体は当時は珍しかったプラ成形構造。又動力ユニットも既存の輸出用機関車のそれを流用と当時としては可能な限りのコスト軽減策を用いています。
但しそのしわ寄せもそれなりにあって動力が流用品な為に実車よりやや間延びした車体になっている事、プラ造形のノウハウがまだ十分でなかったために当時としては相当に彫りの深い、悪く言えばどぎつい印象のボンネット周りになってしまっているなどの問題もあります。
全体的に欧州メーカーの昔の機関車っぽい、あるいはダイヤペットのダイカストミニカーをそっくり鉄道模型にしたと言った趣ではあります。
ナインスケールのDD13をそっくり大きくした感じと言うのもあながち外れではないでしょう。
とはいえ、値段はリーズナブル(何しろ40年近く前のモデルですし)な上に走行性も悪くなく私の狙っていた条件にはぴたりでした。
色は経年変化でそこそこくすんでいますがそれでも良く言えば古参機っぽい感じです。
ただカプラーがベーカー型だったのだけは頂けなかったのでその足で天賞堂へ出向きケーディーカプラーを購入、帰宅後さっそく付け替えました。
このDD13、飾り物にするよりバンバン走らせて楽しみたい所です。
それにしても16番の中古は田舎よりも都会のショップの方が買いやすくて有難いです。
これまで私の買った中古HOモデルの9割方は首都圏のショップの購入ですし。
光山鉄道管理局
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この記事へのコメント
私の場合は、ディーゼルといえば、DD13であった頃の記憶が強いです。
その後は、DD51位しか知らないので、DE10は、最近の機関車という印象です。
最近のハイブリッドは、16番では模型化されないのでしょうかね。
私もDE10の出物にはしばしば出会っているのですがどういうわけかなかなか決断できないですね。
値段の問題もあるのですが、やはり雰囲気がかっちりしすぎている所がいまひとつ乗れない理由の様な気がします。
今回のDD13は当時の専門誌などですらほとんど玩具扱いだったのですが、模型らしい表情が感じられてワタシ的には好みですね。