偉大なる凡庸の系譜・103系編(笑)

 こちらのブログでは初めての「偉大なる凡庸」シリーズから(笑)

 ここでおさらいしてみますが、当レイアウトに在籍する車両の中に私が勝手に「偉大なる凡庸」と呼んでいる一群があります。

あらゆる編成に対応できる万能性を持ち、条件を満たしてさえいればどんな所にも似合う。
そんな特徴を持つがゆえに「特に目立った特徴もなく」「際立った長所を持たない代わりに致命的な欠点もない」」なのでレイアウト上で「何両いても困らない(実はこれこそが最大の特徴だったりするのですが)」と言うロコやハコの一群です。

人間に例えるなら「あってもなくても良い歯車」とか言われながらその実「なければ絶対に困る」サラリーマンや農民みたいな存在と言えます。

こうした特徴は実物ではもちろんですがレイアウト上でも「増備数の多さ」と言う形で発揮されています。
実際それらの車両群は「特に意識しなくても勝手に増えて行く」という問題が(汗
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 ・・・という訳で今回は103系を紹介します。

 先日のジャンク箱の入手で当鉄道の103系の比率が一気に上昇。
 経った一夜にして実車同様にその「偉大なる凡庸」の殿堂入り(笑)を果たしました。

 ついこないだまでこんな事になるとは夢にも思いませんでした。
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 今回の入線以前から在籍している103系は3年位前に中古を入手していた常磐線カラーの4連セットとラウンドハウスの「仙石線タイプ」の2編成8両、あとはGM完成品のクハ103と先日競り落としたしなのの1200番台4連。
 この時点で3編成14両だったのが今回の18両入線で倍増以上のラインナップとなりました。
 現在はトータルで7編成、バラで入線したのが3両の計32両。驚くべき増え方です。
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 ただ、偶然と言うかこれだけ揃っていながら103系のイメージカラーとも言える「ウグイス色」がただの1両もないのが特徴的です。
 個人的にも「ウグイス色=山手線」のイメージが強かったので店頭で見かけても手を出しませんでしたが、今回の様に相当偶然に左右された増備ですら、その中にウグイス色が全くなかったのは驚きです。
 (但し他の系列ならば72系のアコモ車と可部線仕様にウグイス色が在籍しています)

 こうして改めてみると63系以来の「完全切妻」の前面、20M級の4扉、しかも横から見た時に特徴らしきものが殆ど無い構造は電車として見ても表情的にあまり面白くない車体なのも確かです。
 それでも103系と言うと205系やE233形に比べて華やかなイメージが浮かぶのはやはりそのカラーリングによるところが大きい気がします。
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 先日の試運転でもスカイブルー、オレンジ、イエローの3色の103系が行き交う様はなかなかに華やかかつ賑やかに感じられました。
 同じ車体の4連が3本の線路をぐるぐる回っているだけなのに(汗)
 車体全体を原色に近い単色で塗装、路線ごとに色を変えるというのは今見ても凄いアイデアでしたが、そのせいか車両としては凡庸で面白さを感じなくても集団として見るとかなり魅力的な電車だったという事でしょう。

 又、手前の線路をブルトレとか485系の特急を走らせ、奥の線路に103系を並走させたりするとそれだけで線路上に活気を感じさせます。
 そういう意味では103系はレイアウトの彩りというか(いい意味での)空気として捉えても面白い存在と思います。
 光山鉄道管理局
 HPです。


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