「昭和のドライブイン」など

 こちらも久しぶりに購入したストラクチャーキット(但しリリースはもっと前です)から。
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 ジオコレの「自動販売機・昭和のドライブイン」
 実は最近CSで「トラック野郎」シリーズの一挙放送をやっていまして、チャンネルを合わせるとかなりの確率でシリーズのどれかに当たるという状態が続いています。
 このシリーズは1974年から1979年頃まで全10作品が作られていたようですが、今で言う「デコトラ」で日本各地を練り歩くコメディ作品で基本が人情話でありながら、カーチェイスあり舞台崩し並みの派手な喧嘩シーンあり挙句の果てには東映作品としては珍しい第ステージに組まれたミニチュアセットを駆使した特撮シーンまであるという盛りだくさんなシリーズでもあります。
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 で、それらのシリーズでよく登場するのがドライブインのシーンです。
 製作年代からもわかる様に昭和40年代~50年代半ばまでのそれが登場するのですが、その建物のイメージが正にこのキットそのまんまでした。
 この作品を観ていて思い出しますがあの頃は帰省とか旅行などの折にこうしたドライブインを利用してカレーライスとかカツ丼とかを食べていた子供の頃の思い出も呼び起こされる気もします。

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 今回のキットの場合、物が「自動販売機」なので建物の奥行きが無いのですが間口周辺のイメージが全くそのまんまです。
 ですから奥行き部分をスクラッチするなどすれば十分使えると思います。
 現代の風景であっても「廃業したドライブインの建物」は国道沿いなんかでは結構見かけますし。
 こうしたキットの存在にこれまで気付かなかったのは不覚でした。

 さてこのキットにはもうひとつ「トタン板で囲われた自販機コーナー」の建物も付属しています。
 一見すると田舎のトイレの様にも見え(実際、昭和の頃のドライブインにはこの手のトイレも結構あったのですが)ます。
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 ですがこれを現代の風景に当てはめるなら(あくまで田舎の場合ですが)「アダルトDVD」とか「成人雑誌」の自動販売機コーナーとしてこれまた良く見かける建物でもあります。
(それどころか「明らかに新築されたピカピカのバージョンで」見掛ける事も結構あったりします)
 ですのである意味時代を問わないアイテムと言えるかもしれません。

 現代の風景だったら周囲に「悪書追放」とか「子供の環境」云々と書いたのぼりを集中させるとそれらしい雰囲気が出そう(これまたこの手の建物とは必ずセットで見かけるアイテムですね)です。

 それにしてもこの手の下世話なアイテムまでモデルにするとはジオコレ恐るべしです。
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2014年07月20日 20:50
昔はこの手のオートスナックやドライブインは全国各地にありましたね。

そう、トラック野郎の舞台でもこんなオートスナックはよく登場してました。

うちではCSは見られませんが、春に民放BSで「一番星北へ帰る」を放送していたのでブルーレイに保存しました。
北へ帰る・・・・は岩手が撮影メインですから何度見ても飽きません。
ここでも花巻のオートスナックが登場して婦人警官への婦女暴行未遂で桃次郎が検挙されるシーンが撮影されてますけど、不思議なもので現在は警察署に建て替わっております。
光山市交通局
2014年07月20日 21:56
>hidakamiさん

 仰るように国道4号線周辺はこの手の店が多かったですね。
 今でも20号線沿線で大月とか相模湖の辺りでこの手のドライブインの残骸(?)を時折目にします。

「北へ帰る~」はCSでは来月放送なので楽しみにしているところです。

 因みに第1作の「御意見無用」も一応岩手が舞台で渋民周辺でロケされています(大半は埼玉周辺を岩手に見立てて撮影されているそうですが)

 「西部警察」のロケもなかった岩手でこれほど「岩手県警のパトカーが破壊される」作品もそうそうなかったのではないでしょうか(笑)