マイクロのD52戦時型

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 今回も中古モデルのはなしです。
 物はマイクロのD52戦時型。

 D52自体元々が戦時設計みたいな機関車ですが、少ない玉数で最大の運用を図る(一編成辺りの牽引力を最大にする)ために最大級のサイズのボイラーを搭載したりしているのが最大の特徴です。
 ですがそのD52から仕様を更に切り詰めてデフや炭水車の上半分を木製化したり砂箱が角ばっていたりと何から何まで削り取った無骨な外観の機種、仕様です。
 現実問題としてこれが大活躍できるNのレイアウトがちょっと想像できません。現にうちのレイアウトに配置しても余程の田舎風景でないとピンときませんでした。
 その意味では走らせるためと言うよりも純粋なコレクターズアイテムに近い性格の製品の様な気がします。
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 とはいえ、安価な中古の出物があったからと飛びつく私もどうかしていますが。
 プロポーションはいつものマイクロ蒸機のそれで長さやボイラ太さなどはスケール通りですがスケールアウト設計のKATO初期型D51より迫力に欠け、不思議と華奢な印象があります。

 「戦時型」というと資材不足と開発期間の切迫などからすべてをぎりぎりまで切り詰めた特殊な仕様というイメージがあります。実際B20や63形電車などにもそれは見て取れますが機関車(あるいは電車)として最低限の機能だけに絞り込まれた外観には兵器には感じられない悲壮感の様な物も感じてしまいます。

光山鉄道管理局
 HPです。


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