マイクロのEF13初期型

 秋葉のボークスでの買い物から。
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 先日リリースされた折、その個性的な姿から予約したものかどうかと思いながら結局機会を逸していたアイテムを見つけました。
 結局は誘惑に抗しきれず財布を開いてしまいましたが、良く考えてみたら最近の秋葉行ではほとんど中古モデルばかり買っているせいで新車を買うのは2,3年ぶり位になるというのに気が付きました。
 いつの間にか私の中で「秋葉原=中古ショップ」という刷り込みが出来上がってしまっています。
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 それはさておき、今回買ったのは店内に最後の一個が残っていた「マイクロのEF13戦時型・PS13仕様」です。

 先日同じ戦時型のD52の中古を手に入れていた折でしたからこれも何かの縁でしょうか。
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 EF13は戦時中に登場したF級電機ですが資材不足の折からクロコダイルを思わせる凸型ボディを纏い、粘着力を稼ぐためコンクリートの死重を積んでいたという凄まじい仕様でした。
 今回パッケージの解説で知りましたがナンバープレートはペンキ書き、パンタも電車用のPS13を搭載、空気配管弁の省略を補うために砂箱を大量に積んでいたなどなど、機関車としてここまで切り詰めた仕様もそうそうなかったのではと思えるほどの節約ぶりの機種です。
 (もちろん模型ではなく実物が、ですが)

 先ほど「クロコダイルを思わせる凸型ボディ」などと書いてしまいましたが模型を線路に載せるとプロポーションこそ似ているものの設計思想が根本的に違う事が痛感されます。
 何しろ旧形電機なのにデッキに手摺なし。先台車の上には「ただの板が載っているだけ」キャブ周りのつかみ棒も本当に「ただの棒」です。
 真横から見た足回りに至ってはそれまでの台車に感じられる機能美すら感じられず、見るからに「有り合わせを必死でつなぎ合わせた感じ」の造形になっています。
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 モデル自体ですが、形態が形態なので機関車としては軽い方で少し頼りない位ですが、それでもボディの一部(主にキャブ部)にダイカストを使って少しでも重量を稼ごうとしている様です。そのせいかキャブ周りの造形がやや無骨な気もするのですが実車もこの部分には防弾装備をしていたそうなのである意味似合っているかもしれません。

 あの頃はこうでもしなければ新製の電機が出せなかったという事なのでしょう。そうした意味ではD52以上に華の無い機関車ではあります。
光山鉄道管理局
 HPです。


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