SL銀河旅行記その2 花巻到着・そして乗車

 10時17分。
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 改札が開かれいよいよSL銀河に乗車です。
 (列車の来る直前に改札が開かれるというのは都会ではまず見られない田舎ならではの光景でしょう。運行密度が低く、列車と列車の間が開いている事も関係していると思います)
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 ホームに上がるといきなり花巻の伝統芸能である鹿踊りの群れが出迎えていたのには驚きました(笑)
 この辺り如何にも観光列車ではあります。 
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 10時37分。
 SL銀河は花巻駅を出発します。

 平坦地では原則C58が引っ張る形らしくキハの方は一応おとなしく牽かれている様子です(笑)
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 そのキハ141ですが元々北海道仕様のオハ50系を種車にしている関係上、岩手でもなかなか見ない二重窓を備えているのが特徴です。
 私自身、修学旅行先の函館で乗った旧客で初めて二重窓に触れた位だったりしますから本州では珍しい気がします。

 元が客車なのでボックス席のシートピッチはやや狭い部類。4人が収まると子供でもない限り膝がつっかえます。
 この客車がデビューして30年は経過している筈ですからその間に、日本人の足がそれだけ長くなったという事でしょうか(笑)
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 因みにホーム上で後ろからこの列車を見るとどこから見ても「普通のディーゼルカー」にしか見えません。
 運転席がある以上仕方ないのですがSLが牽く列車なのだからせめて展望車風の造形にするなどして違和感を消す工夫は欲しかった気もします。
 もっともこの界隈で見かける気動車はその殆どがキハ100系なのでその目で見ると新鮮な事は新鮮です。

 最もこれなど乗っている分には分からない事ですが。
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 沿線を見ていて驚いたのは線路際に立つ人立つ人のほぼ全てが列車に手を振っていた事でした。
 ブルートレインに乗っていたってこれほどの歓待を受けた事はありません。まるでお召列車並みです。

 カメラの方列ももちろんあるのですが、岩手の田舎度の関係からか首都圏などに比べると密度はかなり低いです。
 それだけにレイアウトに組み込むと画になりそうな構図の「鉄」があちこちで見られたのも収穫でした(笑)
2014-10-18_104847(1).jpg
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2014年11月02日 20:44
SL銀河の運行も今年度は今月限りの運行となってしまいました・・・・。
私も何とかギリギリ切符を取りましたので、今回の運転に間に合いそうです。

「改札止め」田舎の駅では普通に見られた光景ですね、盛岡はもちろん、花巻、北上、一関駅は自動改札化されたため、現在はフリーでホームへ入ることが出来る様になったので、電車を利用する時は早めに入って撮影を楽しむこともあります。

SL銀河の撮影に出かける機会がありますが、運行開始から半年も経過するのに沿線では多くの見物客を見かけます。
そしてほとんどの人が手を振って見送ってますね、運行開始当初に地元自治体からお達しが、「みんなでSL銀河に手を振っておもてなししましょう」と広報などで周知されているせいかも知れませんが、これが田舎人の暖かい気持ちの表れかもしれませんね。
光山市交通局
2014年11月02日 23:23
>hidakamiさん

 そちらも間にあった様で何よりです。
 この機会にぜひ堪能してきてください。


 沿線の人が手をふったり、どうかすると横断幕まで出しているのは他では殆ど見た事が無かったので驚きでした。
 しかもそれらの仕草にわざとらしい所が殆ど感じられなかったのも驚きです。仰る様に田舎ゆえの人情味を感じるひと時でしたね。