偉大なる凡庸の系譜・TOMIXのオハ35系
今回も客車の話です。
先日中古ショップでオハ35系の出物があり一時に7両位増備されました。
但し、いずれもTOMIXの初期型です。
この「TOMIXのオハ35系」と言うのも私にとっては思い出深い客車のひとつです。
昭和51年、はじめてTOMIXというブランドが紹介された時に最初のオリジナル車両として登場したのがこのオハ35系でした。
これが出るまではNの完成品の客車と言えば実質的に関水金属の20系とオハ31系のみ。
GMの客車キットもそれなりに普及していた時期ではあったのですが、田舎の店では全機種が揃っているという事は滅多にありませんでした。
しかもキットと言う形式だけあって完成品に見劣りしない物にするには最低限ユーザーによる塗装が必須、軽量車に至ってはサッシの色差しがないと様にならないという事もあって値段の安さの割には敷居の高い存在でした。
つまりあの当時、ED75やD51辺りが牽引するのにふさわしい客車が無かったというのが実情だった訳です。
正にそんなタイミングで登場したのが完成品のオハ35系だった訳であっという間に普及した記憶があります。
ある意味TOMIXブランドの認知と普及の陰の立役者はこのオハ35系だったとも言えます。
当時は「旧客の普通列車が普通に見られた」ぎりぎり最後のタイミングだっただけに「普通の客車列車」が組めるというのは相当な魅力でした。
私も中断前には2、3両のオハ35&オハフ33を入線させておりこれまた当時登場したばかりのエンドウのEF58やKATOのDD13に牽かせておりました。
今回入線したモデルは車輪が金属製なところから見ても後から生産されたバージョンです。
確か最初のモデルは青のみ、後からぶどう色の仕様が追加されましたがこのカラバリの追加で更に使いやすい客車としての地位を確立した感があります。
今見ても造形はそれほど悪くありませんし、台車の転がりのスムーズさは当時のKATOのそれと遜色ないレベルでした。
それだけに最近のマイクロとかKATOの機関車と組ませても中々様になりますし。
その意味ではこのオハ35系も「偉大なる凡庸」の称号が似合います。
光山鉄道管理局
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但し、いずれもTOMIXの初期型です。
この「TOMIXのオハ35系」と言うのも私にとっては思い出深い客車のひとつです。
昭和51年、はじめてTOMIXというブランドが紹介された時に最初のオリジナル車両として登場したのがこのオハ35系でした。
これが出るまではNの完成品の客車と言えば実質的に関水金属の20系とオハ31系のみ。
GMの客車キットもそれなりに普及していた時期ではあったのですが、田舎の店では全機種が揃っているという事は滅多にありませんでした。
しかもキットと言う形式だけあって完成品に見劣りしない物にするには最低限ユーザーによる塗装が必須、軽量車に至ってはサッシの色差しがないと様にならないという事もあって値段の安さの割には敷居の高い存在でした。
つまりあの当時、ED75やD51辺りが牽引するのにふさわしい客車が無かったというのが実情だった訳です。
正にそんなタイミングで登場したのが完成品のオハ35系だった訳であっという間に普及した記憶があります。
ある意味TOMIXブランドの認知と普及の陰の立役者はこのオハ35系だったとも言えます。
当時は「旧客の普通列車が普通に見られた」ぎりぎり最後のタイミングだっただけに「普通の客車列車」が組めるというのは相当な魅力でした。
私も中断前には2、3両のオハ35&オハフ33を入線させておりこれまた当時登場したばかりのエンドウのEF58やKATOのDD13に牽かせておりました。
今回入線したモデルは車輪が金属製なところから見ても後から生産されたバージョンです。
確か最初のモデルは青のみ、後からぶどう色の仕様が追加されましたがこのカラバリの追加で更に使いやすい客車としての地位を確立した感があります。
今見ても造形はそれほど悪くありませんし、台車の転がりのスムーズさは当時のKATOのそれと遜色ないレベルでした。
それだけに最近のマイクロとかKATOの機関車と組ませても中々様になりますし。
その意味ではこのオハ35系も「偉大なる凡庸」の称号が似合います。
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この記事へのコメント
茶色4両と青3両、ウインのケースに纏めた状態で売却しました。
車輪がプラだったので、カトーの金属車輪に交換しています。
まさかとは思いますが、私が手放したもののだとしたら、巡り巡って光山さんの所に行ったのかもしれません。
だけど、もしそうなら手放した車両が元気にやっているということで嬉しいですね。
わたしがこれを入手したのは岩手の某ハード〇フだったのですが、この種のチェーン店は開店セールやイベント時などは全国レベルでアイテムのやり取りがある様なので、ひょっとしたらそちらの持っていたモデルかもしれません。
記事にもある通りオハ35系は普通に使ってもかなり融通の利く客車ですのでわたしも重宝しています。
塗装全部塗り直し(クレオスのマホガニーサーフェイサー→タミヤのダルレッド)、車輪を鉄コレ用のと交換してうちの鉄道仕様にして、すでに手持ちのオハフ33(同じくTOMIXの初期型)と並べるといい感じです。
ちなみに偶然手持ちの荷物車の中にKATOのマニ60(オハニ61改造のタイプ)改造車があるのですが、こいつもちょうど広窓なので並べるとバランスが取れていい感じです。
そちらの方も今年の後半以降は中古モデルが面白い場所になっていますね。わたしも先日の遠出で意外なアイテムを拾うことが出来ました(それについてはいずれ紹介したいと思います)
TOMIXのオハ35系も最近はなかなか見なくなっているモデルですが、たまに出物があると掘り出し物級の安さで手に入る事が多いので改造の素材にはもってこいですね。