秋の運転会番外編・TOMIX&KATO二つの200系をチェックする

先日の運転会の終了後のミーティングでとある宿題を託されました。
以前このクラブに所属していた物故会員から寄付され、これまで運転会で活躍していた車両群があるのですが、その中のいくつかについて経年変化や疲労などで動力にトラブルを抱えたものが出てきたそうです。
ただ、その量が膨大だったので各メンバーごとに分担してコンディションのチェックと整備、場合によっては修理依頼をするとの事でメンバーの何人かにそれらの編成が割り振られました。
私に割り振られたのはKATOとTOMIXの新幹線200系の2編成です。
前にも書きましたが私個人は(あれほどお世話になっていたのに)200系に対しては嗜好も思い入れもあるとは言えないのですが、それでも興味はあったので引き受けました。

レイアウト上に試しに配置してみると同じプロトタイプでもKATO TOMIXで微妙に表情が違うのが見て取れます。
この辺りは造形者のセンスの違いなのでしょう。別に気になるレベルでもありません。
トレーラーに関しては車輪もきれいでほぼ問題はないようです。
さて、肝心の動力ですがKATOの動力はごくコンベンショナルな可撓式ドライブシャフトを介して台車に動力を伝達するタイプ。
TOMIXは昔のウォームスプリング駆動の延長の様なモータからダイレクトにドライブシャフトが台車のギアに直結したタイプのようです。
最初のチェックの段階ではどちらも発進時の引っ掛かりが目立ち、少し指で押してやらないと走り出しませんでした。
もちろん最近の製品のようなスロー走行はほとんど不可能なようです。
ですが一旦走り出してスピードが乗ってくればそれなりに安定した走行になる様子です。一部に引っかかりがありましたが実用上の問題は少なめと見ました。


ただ、これをトラブルとみるか実用の範囲内と取るかは非常に微妙です。
とりあえず車輪の洗浄と注油を試し、それで変わらなければ少しギアの状態を見ようかと思います。
何しろ物の由来が物なだけに慎重を期したいところです。
追記


結局TOMIXの方は発進時の引っ掛かりは変わりませんでした。おそらくギアか伝達系の摩耗と思われます。KATOは車輪のクリーニングで幾分走りは改善しました。TOMIXに比べればスロー走行もそこそこのレベルです。
ただ、こちらも何らかのオーバーホールをした方が良いかもしれません。
光山鉄道管理局
HPです。「趣味の思い出」の項を更新しました

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この記事へのコメント
車輪の洗浄と注油で状態が変わらないということでしたので、
1つ考えられるのは、車輪(車軸)と集電板が当たる部分の
汚れかと。
あと、写真を拝見して、かなり車輪が痛んでいるようなので、
動力の車輪自体を変えるというのも1つの手かもしれません。
この場合も集電板はクリーニングした方が良いと思います。
ここ数年以上、運転会の度に出番のあったモデルでしたから車輪や集電関係の汚れやよれも相当でした。
ただ、前述の事情からできれば走りを復活させたい編成でもあるのでアドバイスを参考に改めてやってみたいと思います。