今月の自宅運転会から・キハ58系三社三様(笑)
秋の運転会直後の週末は雨に降り込められる日々で気分が腐る事夥しい一日でした。
当然外出も殆どなしです。

そんな折ですから自宅の運転会が結構な気分転換になりました。
そして今回は「キハ58系縛り」で。

キハ58系は私にとってはキハ20系と並んで故郷でよく見かけたディーゼルカーでそれだけに思い入れもあるのですが前にも書いた様にレイアウトの運行形態の関係で長編成物は殆どなし。
しかも一機種を除いて新車で買われた物がないという「走る鉄道模型博物館」状態のラインナップです。
故郷のローカル線等では仕様やコンディションの異なる車両が組み合わされている事も多かったのでメーカーや年式の異なるオムニバス編成を意識的に楽しませてもらいました。
個人的なイメージですが、事キハ58系に関する限り同系列でも「編成美」というものはあまり考えません(笑)
ですので同じ編成でKATO、TOMIX、エーダイがちゃんぽんになってもあまり気にしません。
今回面白かったのは年式やメーカーの違いが走りにもろに出ていた事です。プロトタイプがほとんど同じなのに走行性はまさに千差万別。こういうのもモデルならではの楽しみであり興味深い所でもあります。

30年以上前にリリースされたエーダイのキハ58。
塗装の艶が独特ですが、個人的に好ましく感じるモデルです。走行性は後述のTOMIXよりはスムーズですが、見るからに「モーターが回っている」というサウンドです。
「歯医者でよく聞かされる電気ドリルの音」に酷似していますが、エーダイの動力車は耐久性に問題があるという話をよく聞きますので長時間の走行は避けています。

そのエーダイとタッチの差でリリースされたのが先日も紹介したTOMIXのキハ58。
走行性ですが、今回の運転会で一番喧しかったのがこれでした。30年前の、それもスプリングウォームという独特の伝達形態をとるのでノイズは盛大、年式のせいもあってスムーズさにはもっとも欠けます。
同じころの旧動力のKATOのキハ20の感覚に近い走行フィールですが、昔は実車でキハ52とキハ58が併結される様を毎日見ていたので実はあまり違和感がなかったりします。
それにこのノイズが一番ディーゼルカーらしさを感じますし。

最後にリリースされたKATOの58は上記2社の曲者モデル(笑)に比べると造形も走行性もニュートラルな印象です(写真はキハ65ですが)
ボディ周りに破綻らしいものは感じませんし、印象把握も確かなので一番安心して運用できるキハ58と言えます。
走行性もスムーズで上記2社のそれに比べると角が取れた走行フィールですしノイズも静かな方。
地味ながら手堅さを感じさせるモデルです。

そしてこれらの58のラインナップで一番の曲者にして最新のモデルが唯一新車で購入したTOMIXのHG仕様。
どこが曲者かというと富士急行の発注車で国鉄の仕様にない「両運転台のキハ58」という点です。
レイアウト派にとってはレールバスさながらに「1両で鉄道が開業できる58」というのは富士急や譲渡先の有田鉄道に縁のないファンでも魅力的と思います。
さてこちらはHG仕様だけあって細密感は随一。相当に目を近づけてもおよそオモチャっぽい所は感じられません。
何より特筆ものは走行性。
HGらしく「シルキー」という形容が似合うスムーズさでスローも十二分に効きます。いい意味で(笑)「キハらしくない」とすら思えるほどの走行性が私にとっては最大の美点のモデルです。
先日の運転会でも「他社のT車をかき集めた無理やり10連」の先頭に立って活躍したのはこの58でした。

これらの編成が行き交う風景はほとんど同じプロトタイプの邂逅ばかりなのに少しも飽きません。
前回の103系縛りが「カラーリング以外はほとんど同じモデル」ばかりだったのでやや単調だったのとはえらい違いです。
光山鉄道管理局
HPです。

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当然外出も殆どなしです。

そんな折ですから自宅の運転会が結構な気分転換になりました。
そして今回は「キハ58系縛り」で。

キハ58系は私にとってはキハ20系と並んで故郷でよく見かけたディーゼルカーでそれだけに思い入れもあるのですが前にも書いた様にレイアウトの運行形態の関係で長編成物は殆どなし。
しかも一機種を除いて新車で買われた物がないという「走る鉄道模型博物館」状態のラインナップです。
故郷のローカル線等では仕様やコンディションの異なる車両が組み合わされている事も多かったのでメーカーや年式の異なるオムニバス編成を意識的に楽しませてもらいました。
個人的なイメージですが、事キハ58系に関する限り同系列でも「編成美」というものはあまり考えません(笑)
ですので同じ編成でKATO、TOMIX、エーダイがちゃんぽんになってもあまり気にしません。
今回面白かったのは年式やメーカーの違いが走りにもろに出ていた事です。プロトタイプがほとんど同じなのに走行性はまさに千差万別。こういうのもモデルならではの楽しみであり興味深い所でもあります。

30年以上前にリリースされたエーダイのキハ58。
塗装の艶が独特ですが、個人的に好ましく感じるモデルです。走行性は後述のTOMIXよりはスムーズですが、見るからに「モーターが回っている」というサウンドです。
「歯医者でよく聞かされる電気ドリルの音」に酷似していますが、エーダイの動力車は耐久性に問題があるという話をよく聞きますので長時間の走行は避けています。

そのエーダイとタッチの差でリリースされたのが先日も紹介したTOMIXのキハ58。
走行性ですが、今回の運転会で一番喧しかったのがこれでした。30年前の、それもスプリングウォームという独特の伝達形態をとるのでノイズは盛大、年式のせいもあってスムーズさにはもっとも欠けます。
同じころの旧動力のKATOのキハ20の感覚に近い走行フィールですが、昔は実車でキハ52とキハ58が併結される様を毎日見ていたので実はあまり違和感がなかったりします。
それにこのノイズが一番ディーゼルカーらしさを感じますし。

最後にリリースされたKATOの58は上記2社の曲者モデル(笑)に比べると造形も走行性もニュートラルな印象です(写真はキハ65ですが)
ボディ周りに破綻らしいものは感じませんし、印象把握も確かなので一番安心して運用できるキハ58と言えます。
走行性もスムーズで上記2社のそれに比べると角が取れた走行フィールですしノイズも静かな方。
地味ながら手堅さを感じさせるモデルです。

そしてこれらの58のラインナップで一番の曲者にして最新のモデルが唯一新車で購入したTOMIXのHG仕様。
どこが曲者かというと富士急行の発注車で国鉄の仕様にない「両運転台のキハ58」という点です。
レイアウト派にとってはレールバスさながらに「1両で鉄道が開業できる58」というのは富士急や譲渡先の有田鉄道に縁のないファンでも魅力的と思います。
さてこちらはHG仕様だけあって細密感は随一。相当に目を近づけてもおよそオモチャっぽい所は感じられません。
何より特筆ものは走行性。
HGらしく「シルキー」という形容が似合うスムーズさでスローも十二分に効きます。いい意味で(笑)「キハらしくない」とすら思えるほどの走行性が私にとっては最大の美点のモデルです。
先日の運転会でも「他社のT車をかき集めた無理やり10連」の先頭に立って活躍したのはこの58でした。

これらの編成が行き交う風景はほとんど同じプロトタイプの邂逅ばかりなのに少しも飽きません。
前回の103系縛りが「カラーリング以外はほとんど同じモデル」ばかりだったのでやや単調だったのとはえらい違いです。
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