しなのマイクロの機関庫

 秋葉で見つけた機関区アイテムその3.
 ある意味これこそ本命中の本命です。これがなければ他の三つも買わなかったのではないでしょうか。
DSCN5960.jpg
 煉瓦造りの機関庫と言うアイテムは古くはPECOのプラキットに始まり、最近ではジオコレの3線式のかなり堂々とした物も出るようになりました。
 (木造の物も入れればさくら工房やKATO、ジオコレが加わりかなり選択肢が増えます)

 私も機関区風のセクションやミニSLの棚幡線などで機関区をやっているので一応それらのアイテムにも目を通して(買ったという意味ではありません)いたのですが小さすぎたり大きすぎたり、妙に大仰に見えたり逆に貧弱すぎたり。
 レイアウトにぎりぎり組みこめる様な手頃なサイズと好ましい外見を併せ持つ機関庫と言う物にこれまでまみえませんでした。

 そんな折前述の某中古ショップでふと見つけたのが「しなのマイクロの複線機関庫」でした。
DSCN5961.jpg
 早速箱から出して見せてもらいましたが速攻でピンときてしまいました。
 大きすぎず小さすぎない2線式の煉瓦造りでサイドに作業場用の張り出しを付けた構造はまさにどんぴしゃりです。
 
 そしてこちらも当時のしなのマイクロらしいオールブラス製。
 直ちに購入を決断しました。
DSCN5964.jpg
 この機関庫ですが元々は糸魚川の3線式機関庫を2線に縮めたものだそうですがそれが却ってよかったと思います。
 前述の通り本体はブラス製ですが窓枠の抜けの細かさや屋根上の通風口周りの肉薄な表現にそのメリットが最大限に生かされています。
 中に車両など入れて見るとそれがよくわかります。
DSCN5965.jpg
 肉厚で金壺眼の窓枠のジオコレ辺りのプラ製機関庫ではこの雰囲気は出せません。
 しかもブラスなだけに漏光対策は元から十分なのでこれはぜひ照明を組み込みたくなります。

 強いて難点を挙げるとこのアイテムはKATOの複線間隔に合わせている様なのでTOMIXの線路に使えない事位でしょうか。
(あと道床付き線路では高さが不足しますがこれ程の機関庫をお座敷運転に使うユーザーもそうはいないと思うので欠点とは言えない気がします)
DSCN5962.jpg
 期せずして金属ボディの機関区ストラクチャーが勢ぞろいしましたが既存の機関区風セクションにつなげる形で舞台を用意したくなりました。
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

かきたまじる
2014年12月13日 09:20
珍しいものを久々に見せていただいました。ピンクの箱に入った完成品と、数は少ないですが、単なる台紙付のビニール袋に入ったキットがあったと記憶しています。屋根はただの真鍮板ですがマット仕上げでそれを感じさせない雰囲気だったと思います。煙突は真鍮挽物で手を抜かずにしっかり作られています。窓枠もレンガ色ですが、これを塗るには少しもったいない気がします。このほかに同じような構成で、キットのみですが、れんがと石造りの扇形庫がありました。どちらも3線のみですが、同じ2組を揃えれば容易に拡張できます。このキットで問題なのは、周方向の角度が開きすぎて、ターンテーブルが小さくなってしまい、当時は外国製しかなかったものはもちろん、現在のターンテーブルのキットも収まらないと思います。これは明らかに設計ミスです。しかし線の一部が使われなくなった扇形庫としてはレイアウト上で利用できます。機関庫同様の出来で、今後はこのようなキットは出ないものと思います。これらのキットの数は少なかったですが、目立たない存在なので1990年ごろまではときどき模型店で見かけました。当時はD型機もよく売れ残っていて、半額で売っていることもありました。
光山市交通局
2014年12月14日 20:28
>かきたまじるさん

 恐らく私が入手した奴は完成品だったと思いますが外箱に組み立て方法が書いてあったりするので自信はありません(汗)

 なかなかしっかりした出来の割には注目度の低い建物でしたがブラス製ストラクチャーのメリットは最大限に生かされたアイテムと思いますね。