趣味の原点を振り返る・番外編「鉄道模型の入門セット」のはなし


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 先日入手したナインスケールの基本セットをいじくっていて思うことを。

 思えば40年前にNゲージを始めた時は既に機関士の親類が16番をやっていてそのパワーパックを借りて試運転をしていました。
 その関係から第1号車両のKATOのキハユニ26の他はフレキシブルレール2本だけ。
 後にパワーパックを買ってもらった時もフィーダーレールを追加した位でTOMIXが登場するまでエンドレスにすらなっていない一本の線路を片側運転台のキハユニがただ往復するだけという貧弱極まりない運行体制でのスタートでした。

 曲りなりにエンドレスでの走行体制が組めたのはそれから2年後、TOMIXの線路が盛岡でも買えるようになってからです。
 その頃になるとTOMIXでもレールと車両が揃ったセットがぼつぼつ出回り始めたと記憶しています。
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 そういう経緯があるので私個人はこの手の「基本セット」を購入した(あるいは買ってもらった)事はつい3年位前までありませんでした。

 だからという訳ではないですが当時から基本セットに対してはあまり良いイメージを持っていなかった記憶があります。
 これがプラレール辺りなら最初にセットを買ってもらってシステムを展開する事にそれほど抵抗は感じなかった気もしますが、当時から事「鉄道模型」に関してはお仕着せの揃いから入るよりは線路一本、車両1両から徐々に揃えながら自分好みの鉄道を構築する方が楽しいと思っていた事が大きかったと思います。
 
 まあ、現実にはセット物は当時から高価で私の亡父といえどもおいそれとは買えなかったでしょうし、あの頃は「鉄道模型のセットをクリスマスなんかに買ってもらう」なんて行為は「ブルジョアの子弟の最高の贅沢のひとつ」という認識でしたからw
 (当時の子供向けのドラマかなんかでもお金持ちの子供が「鉄道模型のセットを買ってもらう描写」がよくありました)
 ですが最初にセットから入らなかった事は私自身のその後に照らし合わせると決して悪い選択ではなかった気がします。
 足りないパーツを徐々に揃える過程というのはそれなりに粘り強さを身に着けさせたと思いますし、乏しい財源の中から次に何を買うかを妄想するのはそれなりのイメージトレーニングにはなったと思えます。

 こんな事をいまさら書いた所で「元貧乏少年の繰り言」にしか聞こえませんが。

 尤も、Nゲージの入門セットというフォーマットはTOMIXの登場やそれに続くユニトラックのリリースで一気に一般化しました。
 それまでの16番の基本セットがプラレールと見分けのつかないショーティな簡易モデル中心だった(その割に高価)のに対して曲がりなりにもスケールモデルで編成が組めるNのそれがヒットするのも当然と言えば当然でした。
 ですからこの手のセットが鉄道模型自体のすそ野を大きく広げたのも間違いのない所です。 

 閑話休題
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 ですがそんな気概を持てたのも精々3年前までです。
 3年ほど前に中古のメルクリンミニクラブの基本セット(それもパワーパックが故障していた奴w)を入手したのでZゲージについてはセット品からのスタートになりましたがその時は私は既に40代(恥)
 16番の方もその半年前にこれまた中古ショップでKATOのDD51のセットを格安で入手したのがきっかけでした。
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 つまりNゲージ以外のフォーマットについては中古モデルの出物があったとは言うものの「基本セットから入門する」という極めて「ありがちな展開」から入った事になります。

 加えて一昨年の暮れにマイクロエースの入門セットをこれまた中古で買ったので単に「貧乏人の僻みをいい年をしてからリベンジしている」と言われても仕方ないですね。
 しかしその過程で意外な副産物にも当たる事になりました。
 それについては後の機会に。
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2015年01月26日 09:27
おはようございます。
私も入門セット未体験の者です。
子供の頃はHOだったので当然価格的にも単品で地味に集めていくしか方法は無く、Nへ転向してからも好きな車両・いる線路という風に自分なりの予算の使い方をしてましたね(^^♪
もちろん大前提は裕福ではないというのがありますが(笑)セットは余分なのもが入ってるというのもありますね。
ある友人が鉄道模型をはじめて、お得だと言ってセット物ばかりを
買って、コントローラだらけになってましたよ(^-^;
次は何を買おう。あれは諦めよう。これが楽しいという事もあると思うのですが、貧乏人だからでしょうか(笑)
光山市交通局
2015年01月26日 21:35
> がおう☆さん

>お得だと言ってセット物ばかりを買って~
 事実メルクリンや天賞堂のZゲージなんかは単品を集めるより安価な設定になっている事が多いですね。それだけに後から車両を増備しようとするとその意外な高さにびっくりする事も(笑)

 この辺りはフォーマットの普及を優先して当初製造単価で数万円したソフトをあえて1万円位に抑えて売り出したパイオニアのレーザーディスクのそれを連想させます。

>コントローラだらけに~

 上のブログで書いた「意外な副産物」と言うのが実はこの事です。
 これについては近いうちに纏めて考察するつもりです。
鉄道模型大好きおじさん
2015年01月28日 23:52
私は鉄道模型はHOでスタートしました。
最初はリマの入門セットから始めました。
セット内容は、単純なエンドレスが組めるだけのレール、電池式のコントローラー、車両は何故か新幹線0系でした。
結果的には、これが唯一の入門セットになりました。
そのセットにポイントやクロスレール等を追加しました。
その後、直線レールやカーブレールもコツコツ増やしました。
数年後、Nゲージに転向しましたが、入門セットの類いは一切買わず、自分で車両、レール、コントローラーを組み合わせました。
因みにNゲージて最初に買ったのはカトーのキハ20系でした。
光山市交通局
2015年01月29日 20:42
>鉄道模型大好きおじさん

 コメントありがとうございます。

 リマの入門セットとは懐かしいですね。
 0系は最初の日本型でしたが第二弾が牽引機もないのにコキフ10000とワム80000だったりと不思議なラインナップでしたね。

 私自身はHOのリマは持っていないのですが当時のTMSの製品の紹介で取り上げられていた事もあります。

 同時期のNゲージは今回紹介のナインスケール以外にトータルでのセットもありませんでしたし、バラ買いの方が好きに展開できるメリットが大きかったですね。