カーブの質感向上へのアプローチを考える5・「組線路で緩和曲線?」

 緩和曲線の実験線話、今回は完全に番外編です。

 さて、緩和曲線をレイアウトに組み込むにはフレキシブルレールが最適な事は分かりました。
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 では同じとはいかないまでもそれに近い効果を市販の組線路でやることは全く不可能でしょうか。
 今回実験線に使ったファイントラックのレールは「たまたま私が持っていたレール」だけを使ったという点でハンデがあります。
 がその手持ちの中で実験してみるのも無意味ではないと思います。
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 243R最急曲線と541Rの緩和曲線をまず試しました。
 これ自体がかなり無理のありそうな組み合わせですが真円のリバースカーブよりは幾分見栄えはします。
 走行性も悪くありませんがこの組み合わせは鉄コレの小型車両向きという気もしますし、その場合なら効果は絶大でしょう。

 
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 243Rと103Rと541Rの組み合わせ!
 これは完全に「できるかな」レベル。
 ここまで来ると走りの質感とか見た目の改善とかはどこかに行っています(笑)


 103Rが15°の設定なのでどうにか行けるかと思いましたが140R以上推奨の鉄コレ20M車がぎりぎりクリアできた(それも個体差の要素が大きそうです)ほかは全ての実験車が脱線しました。
 流石にこういう極端なのは無理かと。

 但し、140R・177Rとの組み合わせで鉄コレ車両を走らせるならあるいは…という気もします。

 組線路はフレキシブルの様に無段階で径の調整ができない上に直線からの切り替わりでどうしても違和感が出るのは避けられませんが、それでも径の組み合わせが適切ならばたとえばお座敷運転でもスペースを節約しつつ雄大なカーブが楽しめるのではないかと思えました。

 今回は殆どお遊びのレベルの実験ですがそれなりに意義はあったのではないかと思います。
光山鉄道管理局
 HPです。


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