カラーブックスの「路面電車」
思い出のカラーブックスから。
今回は「路面電車」を取り上げます。
私が鉄道模型の趣味を再開して最初に作ったレイアウトも併用軌道を持つ路面電車も走れるものでした。
街並みとの組み合わせで魅力を発揮できる路面電車という乗り物は当時から私には魅力的に映った物です。
とはいえ、本書の出た70年代中盤頃は路面電車の鉄道模型と言う物は殆ど無く、ましてやNゲージで路面電車と言うのは夢のまた夢のそのまた夢の先と言う感じで、本書を買った当時もまさか自分が路面電車のレイアウトを造るなどは思いもよらなかったものです。
でも当時本書を読みながら「こういうレイアウトがいつか作れるなら…」と言う思いがあったのも確かです。
あの当時は路面電車はモータリゼーションの波の中で青息吐息の状態で掲載されている路線の半分以上が今は廃止されてしまいました。
ですから本書の中での路面電車の扱いは蒸気機関車と同様に「失われゆく者へのノスタルジー」というスタンスで描かれています。
実際、本書に掲載されている写真を見ると登場する車両に最新型と言う物は殆ど無く、戦後すぐ位に増備された車両が老兵よろしくやっとこさ活躍していると言ったノリの物が殆どです。
ですがそれから30年以上を経過して見ると、この波を生き延びた都市のいくつかでは新車の投入やサービスの改善などで新しい段階に突入した所が多いのは幸いと言うべきでしょう。
それを端的に感じるのが鉄道模型の世界で、複数のメーカーから最新型の路面電車のモデルがリリースされるのみならず、併用軌道を中心にした走行システムの模型化も進み路面電車のレイアウトを造る事自体がかなりイージーになってきている感があります。
これとて実車の世界で路面電車が復活の機運を高めてきている事と無縁ではないでしょう。
その意味では今本書を読み返すと路面電車を取り巻く状況の変化と、それに伴う路面電車への視点の変化を感じさせられます。
もし今路面電車の本がカラーブックスから出たらこれとは相当に異なる中身の本になるのは確実でしょう。
今回のはなしはかなりとりとめのない内容になってしまいました。すみません(汗)
光山鉄道管理局
HPです。本日「思い出の書籍」入門書の項一部追加しました。
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今回は「路面電車」を取り上げます。
私が鉄道模型の趣味を再開して最初に作ったレイアウトも併用軌道を持つ路面電車も走れるものでした。
街並みとの組み合わせで魅力を発揮できる路面電車という乗り物は当時から私には魅力的に映った物です。
とはいえ、本書の出た70年代中盤頃は路面電車の鉄道模型と言う物は殆ど無く、ましてやNゲージで路面電車と言うのは夢のまた夢のそのまた夢の先と言う感じで、本書を買った当時もまさか自分が路面電車のレイアウトを造るなどは思いもよらなかったものです。
でも当時本書を読みながら「こういうレイアウトがいつか作れるなら…」と言う思いがあったのも確かです。
あの当時は路面電車はモータリゼーションの波の中で青息吐息の状態で掲載されている路線の半分以上が今は廃止されてしまいました。
ですから本書の中での路面電車の扱いは蒸気機関車と同様に「失われゆく者へのノスタルジー」というスタンスで描かれています。
実際、本書に掲載されている写真を見ると登場する車両に最新型と言う物は殆ど無く、戦後すぐ位に増備された車両が老兵よろしくやっとこさ活躍していると言ったノリの物が殆どです。
ですがそれから30年以上を経過して見ると、この波を生き延びた都市のいくつかでは新車の投入やサービスの改善などで新しい段階に突入した所が多いのは幸いと言うべきでしょう。
それを端的に感じるのが鉄道模型の世界で、複数のメーカーから最新型の路面電車のモデルがリリースされるのみならず、併用軌道を中心にした走行システムの模型化も進み路面電車のレイアウトを造る事自体がかなりイージーになってきている感があります。
これとて実車の世界で路面電車が復活の機運を高めてきている事と無縁ではないでしょう。
その意味では今本書を読み返すと路面電車を取り巻く状況の変化と、それに伴う路面電車への視点の変化を感じさせられます。
もし今路面電車の本がカラーブックスから出たらこれとは相当に異なる中身の本になるのは確実でしょう。
今回のはなしはかなりとりとめのない内容になってしまいました。すみません(汗)
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この記事へのコメント
お久しぶりです。
故郷にあった路面電車が軽便鉄道に毛の生えた様なものだったのと、家族が一時住んでいた岐阜でモ510なんかがよく見かけられた事で最近の機種よりも風情を感じる昔の機種に哀愁を感じてしまいます。
因みに現住地には廃線後に江ノ電で活躍していた地元のオンボロ電車が地元に戻されて展示されています。
フロントこそ江ノ電ぽい2灯ライトなのですが妙にぽってりしたプロポーションがなかなかこのましいですね。
実はその電車、30年以上前に乗工社から車体キットが出ていた事があり今でも欲しい一品だったりします。