鉄コレの「埋蔵金モデル」のはなし(汗)

 先月発売の「N」を久しぶりに購入しました。
 お目当ては鉄コレ特集でこれまでに発売された製品や動力ユニットを俯瞰できるのでとても重宝しそうです。
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 帰宅後さっそく読みふけりましたが、この10年間に発売されたアイテムの多い事には圧倒されました。
 通常品のブラインドパッケージだけでも既に20弾まで行っていますからこれだけで220種類(シークレットを含む)
 それに加えてオープンパッケージや事業者特注品などまでありますから「走る地方私鉄大全」の様相です。
 (まあ、大手私鉄や国鉄もそれなりに増えて来てはいるのですが)

 売る側にしても文字通りコレクターズアイテムとして流通させているのですからこれ位のボリュームやレア物がないとコレクションにならないのでしょうが、それにしても凄いボリュームです。
 最初は私自身そのボリュームに圧倒される思いで読み進めていたのですがある所まで見てふと思い出した事があります。
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 私の場合、通常品の鉄コレはレールバスの第15弾を除いて殆どが箱買いをしています。
 欲しい車両だけを狙い撃ちするにははっきり言って非効率なやり方ですが、最初の頃は物も安価でしたし動力化さえしなければ今でもそこそこリーズナブルな事から毎度箱買いを繰り返してきた訳です。
 買われたパッケージは中身を確認後、お目当ての何両か(あるいは全部)を動力化・トレーラー化して残りは戸棚に仕舞われ、事実上の「積み鉄」化していました。
 前述の様に通常品の鉄コレは昨年暮れに20弾が出た位ですから仮にひと箱に1両「積み鉄車」があったとしても単純計算で20両。
 ですがこのシリーズは2両ひと組が原則ですからどうかすると「40両位が余りになっていた」筈です。

 よく考えたら(否、考えなくても)これは凄い話です。
 そればかりか、何しろ20弾も続いたシリーズですからラインナップの220種全てを記憶できている筈もなく(恥)私自身、何を残したかもよく記憶していないのです。
 (それはそうでしょう、ひとつひとつ欲しい機種を選んで買っている訳ではないのですから)

 鉄道模型の買い方としてはこれは空前の事態(笑)であるとも言えます。
 自分の好みの機種かどうかわからないで買っている訳ですから。
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 その事に気付いてから三日くらい掛けて押し入れや戸棚をひっくり返して「積み鉄コレ」を発掘しました。
 総数は何と71両。KATOやTOMIXの6両セットなら11セット分に相当します。

 もしこれらが1両残らず自分の好みでない、あるいは役に立たないと判断される機種ばかりならばこのブログの内容も変わってしまうところなのですが。
 実際は違いました。

 それらのパッケージを開いてチェックして見ると「ゴミの山」どころか「埋蔵金」でも掘り当てたかのような感動だったのです。
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 鉄コレがスタートしてから10年。最初の頃は地方私鉄をここまで網羅するシリーズになるとは思っていなかったので1社1両といった感じのラインナップでした。
 ですからレイアウトで使うにしても「1両しか電車が在籍していない私鉄」にならざるを得ずこれが私にとって「積み鉄」化の原因になっていたと思います。

 ところが「N」の今月号を見て頂ければお分かりのようにシリーズを重ねる間にどの私鉄も複数の異なる機種がラインナップされ、琴電や富士急の様に鉄コレだけで電車区が組めるボリュームになっていたのです。
 今回の再発掘で「埋蔵金化」していた編成が特に多いのは富山地方鉄道、京福電鉄、大井川鐡道などです。
 いずれも2編成から3編成がいつの間にか集まっており、中でも富山地方鉄道はここ2年位でオープンパッケージでラインナップを拡げている所でしたから一気に(鉄コレとしては)大私鉄化していました。

 やはりレイアウトで使うなら運転用にひと編成しかないとしても「側線に別な編成が留置されている」だけでもかなり活気が出て見えます。
 勿論どうしても好きになれない様な車両もあるにはあるのですが、予想していたよりはるかに少ないものでした。

 これらの編成をいくつか組み合わせてレイアウトで運行させたり私鉄ごとに纏めて電車区のセクションに並べるだけでもかなり楽しめそうです。
 全く予想外の「埋蔵金」ではありました。
光山鉄道管理局
 HPです。


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