趣味の原点を振り返る42・「遅乗り競争」のはなし
今回は昔の思い出ばなしから。
40年近く前、最初にNゲージをやっていた頃は動力車の増備などは早くても3カ月から半年に1両と言ったペースでした。
線路もエンドレスを常設するという訳には行きませんでしたから精々が窓際に2,3本直線レールを置いておくと言った程度。
その頃は運転も直線を行ったり来たりというのが中心でしたし、走行も単機回送ばかりでした。
それでも機関車が徐々に増えてくると走り比べ等もやって見たくなります。
ですが直線距離が短いですし、鉄道らしい走りを楽しむとなると単純に全開走行やゼロヨン加速と言う訳には行きません。
そこでよくやっていたのが「遅乗り競争」
パワーパックのつまみを可能な限り絞り込み、実車と同様にスケールスピードで「人が歩く」位の遅さを目指してどれが一番スローが効くかを試したものです。
あの当時はKATOのEF65、C11、D51にトミーのED75、DD13、DC、それとアーノルドのT2といったエントリー、
後にKATOのDD13とエンドウのEF58が加わった程度です(結構なペースで増えている様ですが当時はそこまで行くのに5年位かかりました)
さて、この手の遅乗り競争は動力車の性能だけではなくパワーパックや線路状態によっても左右される性質のものですが当時はそこまで考える余裕もなく(汗)結構やみくもなチェックでした。
あの頃はKATOの新鋭機でも発進時はラビットスタート、停止時はカックンストップというのが普通でした。
巡航中ならそれなりに列車らしい走りになるのですが駅周辺の走りの質感がああの頃のNゲージに共通したウィークポイントだった訳です。
実はその走りの質感の低さも20年以上この趣味が中断した理由のひとつです。
話を戻すとあの当時最もスローが効いたのはトミーナインスケールのDD13でした。
モデルの性能が良いというよりも「たまたまギアやモータの組み合わせでスローができた」といった感じでしたが。
(事実、同じメーカーのED75やDCはもっとがさつな走りでした)
ですが、上述の様な「人が歩く程度の速さ」をNゲージサイズの機関車で見られるというのはあの当時でも結構な感動でした。
趣味の再開以降、新車を買う限りはスローに難のある様なモデルに当たる事は激減しましたしあの頃ほどの感動を感じる事もめっきり少なくなってしまいました。
(Nゲージのモデルの性能向上に慣れてしまったという事でしょうか)
光山鉄道管理局
HPです。本日「ふと思う事」「趣味の思い出」一部更新しました。
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40年近く前、最初にNゲージをやっていた頃は動力車の増備などは早くても3カ月から半年に1両と言ったペースでした。
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その頃は運転も直線を行ったり来たりというのが中心でしたし、走行も単機回送ばかりでした。
それでも機関車が徐々に増えてくると走り比べ等もやって見たくなります。
ですが直線距離が短いですし、鉄道らしい走りを楽しむとなると単純に全開走行やゼロヨン加速と言う訳には行きません。
そこでよくやっていたのが「遅乗り競争」
パワーパックのつまみを可能な限り絞り込み、実車と同様にスケールスピードで「人が歩く」位の遅さを目指してどれが一番スローが効くかを試したものです。
あの当時はKATOのEF65、C11、D51にトミーのED75、DD13、DC、それとアーノルドのT2といったエントリー、
後にKATOのDD13とエンドウのEF58が加わった程度です(結構なペースで増えている様ですが当時はそこまで行くのに5年位かかりました)
さて、この手の遅乗り競争は動力車の性能だけではなくパワーパックや線路状態によっても左右される性質のものですが当時はそこまで考える余裕もなく(汗)結構やみくもなチェックでした。
あの頃はKATOの新鋭機でも発進時はラビットスタート、停止時はカックンストップというのが普通でした。
巡航中ならそれなりに列車らしい走りになるのですが駅周辺の走りの質感がああの頃のNゲージに共通したウィークポイントだった訳です。
実はその走りの質感の低さも20年以上この趣味が中断した理由のひとつです。
話を戻すとあの当時最もスローが効いたのはトミーナインスケールのDD13でした。
モデルの性能が良いというよりも「たまたまギアやモータの組み合わせでスローができた」といった感じでしたが。
(事実、同じメーカーのED75やDCはもっとがさつな走りでした)
ですが、上述の様な「人が歩く程度の速さ」をNゲージサイズの機関車で見られるというのはあの当時でも結構な感動でした。
趣味の再開以降、新車を買う限りはスローに難のある様なモデルに当たる事は激減しましたしあの頃ほどの感動を感じる事もめっきり少なくなってしまいました。
(Nゲージのモデルの性能向上に慣れてしまったという事でしょうか)
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この記事へのコメント
自分の場合「入れ替えや短距離貨物列車牽引」などの列車が主流なので、必然的にこの要素が強い機関車はありがたいですね。
ちなみに自分の手持ちで該当する機関車(アルナインのとて簡などは含まず、メーカー直々の完成品限定)のランクを感覚的に付けるとこんな感じでした、
3位以下:ED17(マイクロエース)・DD13&16(KATO)・9600(マイクロエース)
2位:NW2(KATOUSA)
1位:DR81(フライシュマン)
3位以下はそんなに違いを意識しないのですが、2位のNW2はジーッという明らかに他と比べ重々しい動きをします。
1位のDR81はスローが効くというより「パワーパック(自分はミニカーブ用のを使用)全開にしても遅い」が正しい気がするんですが、実車も時速45㎞までしか出ないらしいのでこれでスケールスピードだったりしますw
ただし、こいつ古い模型なので慣らし走行はともかく、フライホイールが付いておらず(そのくせ走りだすと滑らかだけど)ミニカーブポイントに引っかかりやすい問題がありますが。
今、私が同じ事をやった場合フライッシュマンのBR86タンク機が上位に来ると思います。小型機としてはかなりスムーズな走行性を持ちますがこいつも「全開にしても遅い」部類の走りですね。
全般にドイツ製のモデルは低速走行に意を尽くしたものが多い気がします。
外国型はエージングに時間がかかる反面、いったん調子が乗ると信じられない位にスムーズ且つタフな走りをするものが多いですね。
ただ、ミニカーブのポイントではフランジが大きすぎて引っ掛かるものが多いのがストレスの種ではあります(笑)
サイリスタ制御のパワーパックとはまた懐かしい言葉を聞きました。
70年代の初め頃、専門誌で自作記事がちらほら登場していたと記憶しています。
あの頃は質はともあれ「超スロー」という言葉自体に魔法のような響きがありました。当時は機関士の親類の自作パワーパック(トランスも整流子もむき出し、パーツが板の上に固定されただけという今にして思えばかなり物騒な代物でしたが)位しか見た事がありませんでしたから
超スローがどういう物か随分憧れたものです(笑)