今月のサプライズ・エンドウの京阪テレビカー

 今回は春のサプライズ入線、またまたエンドウ製の電車から。
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 ものは京阪テレビカー3000系。これも奥や中古市場では結構な人気モデルで最近も上京の折にとある中古ショップで4両組が4万円台前半というNゲージのモデルとしては常識外れな値付けで陳列されているのを見た事があります。
 もちろん奥でもエンドウ製だと2万円前後で落札される事が多い様です。
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 同じテレビカーでもマイクロや鉄コレのそれがそこまで高騰するのは見た事がありませんからエンドウ製には何か特有の魅力でもあるのかもしれないとかねて思っていました。
 それが先日、近所の某中古ショップチェーンの開店セールで袋詰めジャンク状態で売られていたのには心底驚きましたし、次の瞬間には手に取ってしまっていたというのも無理からぬ話ではあります(同じ事を近鉄3000系でも書いたような気が)

 価格は袋詰めジャンクと考えると高価な部類(同系列店でよくある様に誰でも手にとれる状態に置かれずショーケースの中に収まっていた辺りにも普通のお値段でない事がお分かり頂けるのではないかと)ですがそれでも手が出ない値段ではありませんでした。
 外函が無かった事、前ユーザーによる色刺しがされていた事が安かった理由(それともうひとつ、この中古屋が鉄道模型専門で無かった事も大きく影響していると思えます)と思われます。
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 これだから中古屋の開店セールは侮れません。

 さて、肝心の模型の方ですがブラスモデル故に塗装の擦れ跡が散見されますが個人的には気にならないレベルでした。
 前ユーザーの色刺しは主にパンタのシュー部分が中心でむしろ好ましく思えます。
 走行性は以前紹介の京成AEとどっこいどっこいというレベル。京成より編成が短い分運用は楽です。
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 このテレビカー、上述の様にマイクロや鉄コレで同じタイプが製品化されており細密度や走行性の点ではエンドウ製は全く勝負にならないはずです。
 ですがブラスボディの持つかっちり感のある造形や塗装の上品さは確かに後発のプラ車両と伍していけるだけの存在感を感じました。
 細かな点ですがテレビのアンテナも金属パーツでマイクロより好ましい位です。
 なるほど、これならファンが多いのも少しうなづけます。

 ただ模型として楽しむならこの頃のエンドウ特有の問題ともいえるトレーラーの台車の転がりの悪さは依然として大きなマイナスポイントです。
 動力車単体なら結構よく走る方なので、ここだけGM辺りの台車と交換しようかと思えるほどで(笑)
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2015年04月14日 08:40
こんにちわです。

エンドウ製の京阪3000系、良いモデルを手に入れられましたね。
かなり羨ましいです。
市場では言われている通り、高値でしか私も見た事がありません(^-^;
しかし中古屋のオープン記念、侮れませんな~(笑)
光山市交通局
2015年04月14日 23:30
> がおう☆さん

 地元ではホビー系の量販店が無いので新製品を安くという訳にはいかないのですが田舎の強みなのか中古モデルは意外と掘り出し物に当たります。

 特に某チェーン店の開店セールは結構狙い目でこれまでにも「まさかこんなのが」というのに当たる事が多かったですね。
 ただ、その大半がしばらくすると鉄道模型の売り場を縮小してしまうのですが(涙)
2015年04月15日 18:34
お晩でございます

ライト点灯するんですか!?

『エンドウは点灯しない』と
あくまでも個人的には思ってました

AT650・AT750の塗り替えは大体出来ました

ただ
実物のAT車両はステップ付きで
種車と違いますがそこは雰囲気重視ということでOKにします
光山市交通局
2015年04月15日 21:44
>南栗橋車両管理区荒川支所さん

 エンドウの私鉄電車はその大半がライト点灯式となっています。
 又、EF58ですと標準では点灯しませんがライトユニットが別売りされており、後から点灯できるようにはなっていました。

 但し中には阪急6300みたいに遮光のミスで「アンテナ周辺の屋根がボーッと光る」なんてのもありますし、室内が当時の16番モデルの様に配線丸出し状態だったりもするのですが。

 AT650の塗り替え、HP拝見しましたがなかなか綺麗に塗り分けられましたね。私がやったのではこうはいきません(汗)