鉄道模型と「三つ子の魂百まで」のはなし

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 相変わらず鉄道模型の話ばかりのブログですが今後ともよろしくお願いします。

 よく諺に「三つ子の魂100まで」とか言いますが今回はそれに関連した話です。
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 ここ10年位鉄コレなんかで50年位前の私鉄車両が随分とモデル化されていますが、それらに私が飛びついてしまう率は非常に高い物があります。
 先日も埼玉詣での折に事業者特注品の東武の6000系に飛びついたりしたのですがこういうのも今回が初めてではありません。
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 例えば同じ東武の1700系とか東急の7000系、或いは京阪の1900系、純粋にオリジナルではないですが京王の5000系なんかがそれに相当します。
 国鉄車両でもクモハ52系やモハ32系に手を出しています。
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 時期的に昭和30年代後半前後に登場したり活躍していた編成が非常に多いのですがなぜこの時期の、しかもそれほどメジャーとも思えない物に手を出してしまうのか自分でもわからなかったのですが最近になって得心がいきました。
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 上に挙げた車両のほぼすべてが私が幼少時に殆ど絵本代わりに読んでいた「模型と工作・鉄道模型ハンドブック(昭和39年版)」に登場していた車両ばかりなのです。
 当時の事ですから当然16番ですが工作記事ですが、あの頃の私にとっては車両の珍しさも去る事ながらそれらを模型として手元に置ける、走らせられるという事がなかなかの魅力だったと思います。。

 鉄コレ以外でも例えば都営地下鉄6000系、キハ35-900、近鉄のあおぞら号なども本書に掲載されており、しかもその殆どがここ数年の入線車です。
 購入時にはさのみ意識していなかった事ですがこうして振り返って見ると意外なほどに合致率が高いです。

 これらに共通しているのは実車に殆ど馴染みがなくこのハンドブックにしか載っていない様な(少なくとも当時のキシャの絵本なんかでは見かけない)車両ばかりである事でしょうか。
 この本ではあおぞら号や151系の様な華やかな編成はごく少ないのですが、恐らくは「短編成でまとまるので工作の手間が掛からない」「同じ理由で運転用途にも好適」と言った基準でこれらの車両がセレクトされていたものと思われます。
 してみるとメジャー級の特急車両とかが少ないのも納得しますし絵本や図鑑とは異なるポリシーであるのも当然と言えば言えます。

 それが絵本代わりに読んでいた当時の幼児の心の底に刷り込まれた揚句、50年近く経ってからの鉄道模型の購買行動に無意識に影響を与えてしまった。
 振り返って見るとそうとしか思えません(笑)

 考えようによっては全く恐ろしい事ではあります。
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2015年04月30日 10:38
こんにちわです。

幼児体験というか、幼い時によく目にしていたものは、本当に良く覚えていますね…いや憶えているというより記憶に刷り込まれています。
何かの時に不意に思い出したりするシーンありますね(*^^*)
大人になってから知識は増えたんでしょうが、あの頃みたいに熱中して一つの物を読みふけたり、繰り返し眺めたりという行動時間は、幼いころには敵いません(^-^;
ですから自分もそうですが、新型車両がカッコいいと思う事もあれば、カッコ悪い、昔の方が良かったなどと、どこか自分が知らない内に尺度が出来上がっているんでしょうね。
光山市交通局
2015年04月30日 21:18
> がおう☆さん

 価値判断の基準が幼少時の記憶や経験に左右されがちというのは臨床心理学なんかではよく聞かされる話ではあります(笑)

 が今回、これを自分に当てはめてみるとあまりに変な基準だったというのが今更ながら驚かされます(汗)

 ですがこの題材もう少し煮詰めてみたいネタのひとつですね。