幻のメーカー・MOREのキ620のはなし

 先日、埼玉への親類の訪問の折に彼の地の中古ショップなどを覗いて着た折の戦利品から。
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 MOREというメーカーがかつて出していたキ620形除雪車。

 昔の鉄道模型本なんかでたまに見かけるモデルで、最近では「鉄道模型考古学」等でも取り上げられていたものです。
 奥などでもたまに出物があるのですが大概が当時の定価の1.5倍から2倍近い値になる事が多く興味は感じても手が出ませんでした。

 これも某有名中古チェーン店にあったものですが奥に比べればリーズナブルでした。

 さてこのモデル、当時唯一のロータリー除雪車のモデル化なのですがもうひとつ意外な特徴を兼ね備えています。
 それは「単体で自走可能」なこと。
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 実車のキ620は確か自走しなかったはずなのですがこのモデルは通電するとロータリーのブレードが回転するのみならず自分で走ってしまうのです。
 当時の値付けでも機関車1両分くらいの値段だったのですが、これさえなければもっと安価に済んだのではないかと思います(笑)
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 それにしてもなぜそうなったのかが謎ですが、炭水車が繋がっていたので「自走できるものと勘違いして設計されてしまった」という説(笑)が出ており、私もそれを取りたい気がします。
DSCN7320.jpg
 モデルは今の目で見ればやや大味ですがキ620の迫力はよく伝わります。
 全身真っ黒なボディに真っ赤なロータリーブレードが良いアクセントになっていますし、排雪用のフィンが可動するのもポイントは高いです。

 さて、肝心の走りっぷりですがモデルが旧い事を(その割にはコンディションは良好でしたが)考慮に入れてもややガサツな部類です。
 本体の5軸の台車のうち前3軸で集電、後ろの2軸が駆動輪という構造で単体ならばそこそこ走るのですがトレーラーを牽かせると途端に走らなくなる問題が(汗)
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 実はこのキ620を買った動機のひとつが以前紹介した動力抜きのD51と組み合わせて使うものだったのですがのっけから出ばなを挫かれました。
 D51を牽かせると車輪が空転するばかりでまるで役に立ちません。
 後退ではそこそこ走るのですがそれでは何のためのロータリー車なのか(大汗)

 見た所ではウェイトの不足で粘着が足りない気もするので近いうちに補重して再挑戦する積りです。
 が、その前にきちんと分解出来るかが問題なのですが(今のところ分解方法の見当が付きません)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2015年05月14日 12:19
こんにちわです。

MOREのキ620、どうして自走可だったんでしょう?(笑)
いろいろ憶測はあるみたいですね。確かこれ1台だけで終わってませんでしたか?(^-^;
友人が持っていたような気がしますが、確かに走りは悪かったような…
友人も貨車など牽かせてましたが、「それは無いやろ~」と突っ込みまくりでした。
2015年05月14日 16:10
こんにちは、来ましたねキ620、モアの社長さんは本職が建設業とか自分が欲しいので作ったとか、昔何処かの模型店で聞いたような。
自走テンダーが有るので走りそう確かに(笑)
私の推測ロータリーを回すためモーターを入れたのでついでに走らせてしまった(笑笑)

分解方法を私のブログに掲載しておきました。
参考にしていただければ幸いです。
光山市交通局
2015年05月14日 22:04
>がおう☆さん

 MOREというメーカー自体はこのキ620一機種で消えてしまいましたが新製品当時は意外なほどあちこちの模型屋で売られていました。
 ですから普及率もそれなりに高かったのではないかと思います。

 もっとも私の場合は当時はこれと組ませるようなロコを持っていなかったのとマックレー車が出ていないのがネックで手を出しませんでした。

 今回のモデルは発進時のもたつきも目立つ方でパワーパックのつまみも一定以上回さないとスムーズに走りません。
 レイアウト上では「ロータリーブレードを高速回転させながらスケールスピード170キロで爆走するド迫力のキ620」になっています。
 それだけに補重でスロー走行できるようにするのは急務ですね。
光山市交通局
2015年05月14日 22:18
>ZAQお豆さん

 ブログ拝見しました。

 分解方法ご教授有難うございます。

 何分今のままですと「ホイールスピンを繰り返しながら時速170キロで爆走するロータリー車」になってしまいますから補重でどうにかできると良いのですが(汗)

>社長さんは自分が欲しいので作ったとか~
 こういうノリ、好きです(笑)
 殊に趣味の製品の場合、こういう逸話があると全体も楽しく見えますね。 
Manic
2015年05月15日 00:25
 謎だらけのMOREのキ620、自分も年食ってから気になりだしまして箱有り無し各一輌、雪排出方向変更する部分(なんて言うのでしょうか?)が無いジャンク品二輌所有に至ってこんな物4台も何するのか自分に問い掛けている大馬鹿者です。一輌はテンダーをKATOのC58に付け戦後型にしましたが残り三輌、おかしな奥中山風三重連の動画でも撮って配信し、世の良識有る鉄道ファンを呆れさせたい思いに駆られます(笑)。
光山市交通局
2015年05月15日 22:38
>Manicさん

 C58のテンダーのコンバートとはいいアイデアですね。

 モデルとしては蒸機にごく近い構造なのでこういう使い方も面白いと思います。

 さすがに3重連は今の私にはできません(笑)