「ガメラ対ギャオス」に鉄道模型とレイアウトの魅力を観る(笑)

 レイアウトの観点から特撮映画を考えるコーナー(笑)かなりやぶにらみの所もありますがご勘弁を。
 今回は「大怪獣空中戦・ガメラ対ギャオス」から。
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 昭和の大映の怪獣映画のミニチュアで特徴的に感じるのはセット自体のパノラマ性です。
 シネスコの横長画面をフルに生かすためにセットを横に広く作りその中で怪獣同士が横への動きで対決する構図が多いと感じます。反面ギャオスを除いて奥行き感はあまり感じられず、あたかも舞台劇を見ているような印象も受けます。

 一例ですが前作「ガメラ対バルゴン」の大阪城の対決ではガメラの飛び人形のサイズ違いを巧みに使い分けて空間の奥行き感を表現する技法が取り入れられています。これ等は映画と言うより舞台劇に近い感覚ではないでしょうか。

 このパノラマ性に加えてセット自体の中に地形の起伏を大きく取り入れるととても雄大な感じのする構図が堪能できる(これはTVの特撮物が苦手とする部分でもあります)事を証明しているのが本作のセットと思います。
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 具体的には前半とラストのクライマックスを中心とした山梨県の山中の高速道路工事現場を中心とした山のセットです。
 画面の右端にガメラ、左端にギャオスを配しその間に谷間を設定、更に二体の怪獣をそれぞれ二つの山の中腹に配する(これだけでかなりの大きさのセットである事がわかります)構図です。

 画面の中では二体はごく小さく写っているのですがセット自体のスケール感と併せるとこれでも十分に巨大に感じさせる(実際身長40メートルの怪獣でも1キロ離れてみれば小さく見える筈で、周囲の地形との比率から大きさを想像している筈です。その意味でもミニチュアの作り込みが肝となるのは分かります)のが凄いと思える点でした。
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 劇の中盤では名古屋市内を中心にギャオスが暴れまくり、その過程で0系新幹線が襲われたりしますが新幹線周囲のセットは作り込みの努力は感じられる(高架線のセットで標準軌と狭軌が作り分けられているのを視認できます)ものの山梨ほどのスケール感は感じませんでした。どうもあの当時の大映の怪獣ものはビル街のシーンは苦手の様です。
(その一方で怪獣の出てこない「風速75米」「透明人間と蠅男」などではかなり良い雰囲気の銀座通りのミニチュアを見せたりします)

 で、「サンダ対ガイラ」なんかもそうなのですが、本作を見ていて思うのも結局は「これ位のスケールの大きい山をレイアウトでやりたい」なんて感想だったりします。

 これだけ書いていて肝心のあらすじや怪獣自体の話が出てこないというのもどうかと(汗)
光山鉄道管理局
 HPです。


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